ジャイアントストアびわ湖守山
クランク長を考える2020年2月24日
クランク長を考える
あなたの自転車のクランク長は、あなたに合っていますか?
考えてみたことはありますか?
通常、完成車をご購入いただくと、サイズによって170mmだったり、
172.5mmのクランクがセットされています。
フレームのおおよその適応身長などに合わせて、標準的な長さのクランクがセットされています。
完成車についていたクランクそのままって方が大半だと思います。
しかし、それは本当にあなたにあったサイズなのでしょうか?
例えば、シマノ105の場合、160mm、165mm、170mm、172.5mm、175mmの5種類が展開されています。
クランクは“てこ”の働きをしますので、単純に「てこの原理」が当てはまります。
中学校の理科で習いましたよね?
クランクが長くなれば、チェーンを引っ張る力(トルク)は強くなります。
しかし、長いとペダルが描く円の大きさは大きくなるので、回転数(ケイデンス)は落ちてしまいます。
当然、短いと逆にチェーンを引っ張る力は弱くなりますが、回転数を上げやすくなります。
自転車の推進力(パワー)=チェーンを引っ張る力(トルク)×回転数(ケイデンス)
このトルクとケイデンスの兼ね合いで、自分に適したクランク長が決まります。
それは腕脚の長さや柔軟性、筋肉繊維の特性などによって個人差が大きいです。
本当はいろいろな長さのクランクを試して、自分に合った長さを選ぶのが良いんですが、
クランクセットは自転車の中でも高いパーツなので簡単にはいかないのが現実です。
当店のバイクフィッティングサービスでは、体格や柔軟性などを見て
最適なクランク長の提案も行っています。
なお、傾向としては、今ついているクランクよりも短いものを提案させていただくことが多いです。
クランクが短くなると、楽に回せるようになり、膝や股関節、腰への負担も減る傾向があります。
腰痛の原因が長すぎるクランクなんてこともよく目にします。
さらに嬉しい副次効果として、クランクを短くするとサドル高が上がるので見た目も良くなりますよ♪
「乗ってる姿がカッコいい」は重要なファクターですよね!
なお、パワーメーター付きのGIANT/Livバイクに乗り換えをご希望の方は、
先に現在のバイクでフィッティングさせていただくことを強くオススメします。
を利用すれば、無料でクランク長の変更が可能です。