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Q. ロードバイクやクロスバイクで膝の痛みを繰り返します。元理学療法士が教える根本的な解決方法はありますか?2026年4月20日

Q. ロードバイクやクロスバイクで膝の痛みを繰り返します。元理学療法士が教える根本的な解決方法はありますか?

こんにちは!ジャイアントストアの店長シンノ(新野 恭平)です。

【この記事のまとめ】

  • 膝の痛みを何度も繰り返す場合、それは単なる偶然ではなく身体のどこかで「動作のエラー」が起きているサインであり、まずは「いつ、どこが、どう痛むか」の解像度を上げることが大切です。
  • 自己判断で試行錯誤を続ける前に、まずは「スポーツ整形外科」で医学的な診断名(どの組織が痛んでいるか)をはっきりさせ、その上で自転車の専門家による動作分析を行うのが最短ルートです。
  • 当店では元理学療法士の医学的知見をベースに、診断結果に合わせた「数ミリ単位のサドル調整」やクリート位置の最適化を行い、パーツ沼にハマることなく膝の痛みを根本解決へと導きます。

ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツバイクを楽しんでいる方の中で、走るたびに何度も同じ膝の痛みを繰り返してしまう……というお悩みを抱えている方は少なくありません。「しばらく休めば一旦は痛みが引くものの、また距離を走ると痛くなってくる」というのは、本当に辛いですよね。

僕は以前、理学療法士としてスポーツ整形クリニックなどの病院に勤務し、多くのサイクリストやアスリートの身体と向き合ってきました。その医学的な経験からお伝えすると、繰り返す痛みは身体のどこかで「動作のエラー」が起きているという大切なサインです。

今回は、湿布などのその場しのぎではなく、膝の痛みを根本から解決して快適なサイクリングを取り戻すための「3つの解決ステップ」を、分かりやすくお伝えしますね。

Q. 膝の痛みの原因を特定するために、自分でまず観察すべきポイント(痛みの解像度)はどこですか?

根本解決への第1ステップは、ご自身の痛みを詳しく観察して「痛みの解像度」を上げることです。病院や自転車ショップで相談する際も、以下のポイントを整理しておくだけで、原因特定の精度が劇的にアップします。

ご自身の状態を、ぜひ以下の3つの視点でチェックしてみてください。

【痛みの解像度を上げるチェックリスト】

  • 痛む「場所」はどこか:膝のお皿のすぐ下? 外側? それとも裏側?

  • 痛む「タイミング」はいつか:ペダルを強く踏み込んだ時? それとも脚を引き上げる時?

  • 痛む「状況」はどんな時か:走り始めてすぐ? それとも決まって30kmを過ぎてから?

元理学療法士としての経験上、この「いつ、どこが、どう痛むか」という情報があるだけで、身体のどの筋肉や関節に負担がかかっているかの予測がほぼ成り立ちます。ショップへお越しの際も、スマホのメモ帳などに簡単に書き留めて持ってきていただけると、より深いアドバイスが可能になりますよ。

Q. 痛みが繰り返す場合、病院は何科を受診すれば良いですか?自己判断はNGでしょうか?

第2ステップは、医学的なプロの診断を受けることです。「たかが自転車の筋肉痛だし、休めば治るだろう」と自己判断でパーツを買い替えたり、無理に走り続けたりするのは絶対にNGです。

受診する際は、以下の基準を参考にしてください。

【病院選びと受診のポイント】

  • 理想的な診療科:運動器の専門家である「スポーツ整形外科」を掲げているクリニック

  • 受診する目的:レントゲンやMRIによる検査で、「医学的な診断名(どの組織に炎症や損傷が起きているか)」をハッキリさせること

  • 対象となる組織:骨、軟骨、靭帯、腱など、どのパーツが悲鳴を上げているかを明確にする

医学的な診断名を知ることは、安全にスポーツを続けるための大前提です。まずは身体の内部で何が起きているのかを、医療機関できちんと明らかにしてもらいましょう。

Q. 病院の診断を受けた後、自転車の専門ショップではどのように痛みを解決していくのですか?

最後の第3ステップは、病院での診断名を持って、僕たち自転車の専門家の元へお越しいただくことです。

病院は「痛んでいる組織を治療する」プロですが、そこから一歩踏み込んで「なぜ自転車に乗っている時だけ、その部位に過度な負担がかかってしまうのか」という、自転車特有の動作分析(バイオメカニクス)までアプローチできるケースは非常に稀だからです。

ここで、元理学療法士の知見を持つ僕の出番となります。以下の3つの要素を統合し、バイクのセッティングに落とし込んでいきます。

【ショップで行う原因分析とアプローチ】

  1. ポジションの問題:サドルが数ミリ高すぎる(膝の裏が伸びきる)、あるいは低すぎる(膝が曲がりすぎる)。

  2. 身体の機能的な問題:股関節の柔軟性不足や、左右の筋力バランスの差が膝のアライメント(並び)を崩していないか。

  3. 機材のセッティング:クリート(シューズとペダルの固定金具)の位置や角度が、膝関節を不自然にねじったまま固定していないか。

医学的な診断結果をベースに、これらの要素を「ミリ単位」で調整して初めて、「痛みの出ない身体の使い方」への根本解決に繋がります。

【店長シンノのプロ独自の切り口:専門家に相談するという選択肢】

実は、日本国内においては、医学的な知見とバイクフィッティングの技術を高いレベルで併せ持つ専門家を見つけるのは、まだ簡単ではありません。 ですが、僕たちジャイアントストアびわ湖守山では、私が理学療法士時代に培った解剖学・運動生理学の知識をフルに活かし、皆様の痛みの原因を「身体の構造」と「バイクの構造」の両面から一緒に探るサポート(GIANT DCFフィッティングなど)を行っています。

「病院へ行くほどでもないかな?」と一人で悩み、サドルやペダルを次々に買い替えて「パーツ沼」にハマってしまう前に、ぜひ僕を頼ってください。

生涯楽しく、快適に自転車に乗り続けるための最短ルートは、客観的な視点で自分の状態を知ることから始まります。あなたの膝を救うのは、強力な湿布ではなく、「たった数ミリのサドル調整」かもしれません。

お悩みの方は、ぜひお気軽に店舗で声をかけてくださいね。一緒に痛みのない爽快なサイクリングを取り戻しましょう!

ジャイアントストアびわ湖守山 店長シンノ(新野 恭平)