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ショートデザインサドル FLEET&APPROACH2020年6月12日

GIANTから新しいサドルが登場しました。

FLEETというシリーズです。

ショート&ワイドデザインです。

先端が切り詰められて短くなっており

座面の幅が広くなっています。

最初にまとめを書いておきますと、

脚が動かしやすくなってパワーも上がるし、それでいてお尻や股への負担少なくてテールライトとかオプションも付けられる。

と言うなんとも魅力的なサドルなのです。

 

 

発売されてまだ日は浅いですが、今のところ皆様に好評いただいております。

 

ただ、やっぱりサドルって合う合わないはありますし、用途に適する適さないもあります。

試乗車に装着していますので、実際に跨がってお試しいただければと思います。

▼試乗車 TCR ADVANCED PRO1▼

 

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気になるショートの意味と機能性についてもう少し踏み込んでみましょう。

短い事による特徴

  1. 内股が擦れにくい
    短くする事によってこそ可能になる先端の細さとサイドラインのおかげで内股への接触がかなり軽減されます。_
  2. 急勾配での超前乗りにやや対応しにくいかもしれない。
    前が短いので、通常のサドルと比べるとやはり前寄りポジションでの支えは少なくなります。一応、FLEETは先端をやや広くする事でサポート性を確保していますし、ショートサドルは本来サドルが支えていた体重をペダリングに動員しやすくなるので前方に寄った時に発揮できるパワーは上がりますが、もっと前へ寄る場合には従来のサドルで得られていたサポートは得られなくなります。急斜面と出くわす事が多いMTBやシクロクロスなどでは特に感じるかもしれません。
    そうは言いつつも、どかっと座ったまま上り続ける方には関係ないかもしれません。

 

 

広い事による特徴

  1. 体の安定
    広い座面がお尻をしっかり受け止めてくれますので、体がとても安定します。
    どっかり腰を据えるペダリングがメインになると思われます。
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  2. 狭いサドルに比べて座面が平たくなるのでお尻の当たりが優しくなりやすい。
    狭いサドルを点で接していると表現するなら広いサドルは面で接していると言えます。
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これら基本的特徴を踏まえた上で、FLEETサドルにはショート&ワイドデザインをフォローする工夫が加えられています。

★お尻を支えるアップカーブとベース

ぱっと見は平たく見えますが、後部はせり上がるようにカーブしています。
これはペダルを踏み込む際に発生する反力受け止める作用があり、お尻がズレるのを防ぎ、広い座面の安定性と相まってしっかり体を支えてくれます。

さらに、ベースがペダリングに合わせていい感じにしなります。

左右の腰のわずかな動きに適度に追従してくれる事で、体幹のパワーを動員する事ができます。

もし仮にガッチガチの絶対にしならないサドルがあったとしたら、それは腰の動きを制限してしまい、脚だけでペダリングさせられる事になってしまいます。

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★2層のパッド

座面には2種類のパッドが敷かれています。

表層には高弾力なパッドを、下層にはビーズ状の粒子を詰め込んでいます。

このビーズ達は中でうにょーっと動きます。

原理としては下図の通り。

ペダリングサポートのためにはパッドをある程度硬くしたいものですが、それだと反発が集中するため痛みが出やすくなります。

そこで、その下に流動性を持つビーズを敷き詰める事で表層の弾力を活かしつつ、体重による圧力を分散させる事ができるのです。

サポート力があるのに圧が分散される、身体に優しい構造です。

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★大きなセンターホール

サドルのお悩みNo1とも言える股の痛み。

このサドルでは中央部分を大きく開けているため股への圧迫が皆無です。

さらに、溝や穴開きサドルでたまに聞く「角が痛い」と言う現象もこのサドルではなりにくくなっています。

 

 

そうそう、ショートサドルは前乗りになると言われる事もありますが、このFLEETは前乗りになりませんのでご安心ください。

 

 

そして最後に、安い!

一度、webの新しいタブで「ショートサドル」と検索してみてください。

出てくるサドルはどれもが10,000円を優に越えています。

GIANTのFLEETサドルは、ステンレスレールのFLEET SLならジャスト10,000円(税別)!
レールが金属と言えど、ベースプレートはカーボンなので重量は220gと十分軽量です。

ちなみにカーボンレールFLEET SLRで19,000円(税別)です。
こちらの重量は180g!
実は振動吸収性も高いです。

 

と言うわけで

脚が動かしやすくなってパワーも上がるし、それでいてお尻や股への負担少なくてテールライトとかオプションも付けられる。

と言う事でした。

ローコスト版としてFLEETの形状を継承した「APPROACH」というモデルも登場しています。

こちらはFLEETよりも少し長いデザインです。

価格は6,000+税
重量310g

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自転車には「3つのル」と言う言葉があります。

ハンドル・サドル・ペダル

これら体と接する3つのポイントはとても大事な役目を担っています。

意外と重要度が高いサドル。

推進力を生み出す脚を支える部分と考えれば、その重要性はご理解いただけますよね。

 

是非一度、新サドル・FLEETを試しにいらしてください。

 

あなたのライドに新たなフィーリングを。