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久しぶりにパンクをしたので応急修理のお話です。2021年7月10日

こんにちは。今治店スタッフの川村です。

今度パンクしたときは次の題材にでもしようかなぁと思いつつ、

かれこれ1年以上が過ぎたある日のこと。

この度、ようやくパンクの機会に恵まれました!

そもそも恵まれて喜ぶような事でもないのですが。

 

今回はパンク応急修理の実践編

ロード用チューブレスレディタイヤがパンクした時。

出先ではどのように対処をするのか?

ご紹介して参ります。

 

さて、今回のパンクですが。

尖った小石がタイヤに食い込み、

裏側までわずかに貫通しておりました。

傷の大きさとしましては1~2mmといったところです。

チューブレスレディを使用してきた経験から、

「この程度ならシーラント液で塞がるな」

と傷の状態をみて判断したのですが。

どうにも傷は塞がらず空気漏れが止まりません。

塞がらない原因は何だったのかと言いますと、

タイヤ内のシーラント液が少なくなっていました。

 

GIANT(STANS NOTUBE製)のシーラント液はタイヤに充填後、

1年以上過ぎるとシーラントが透明な液体もしくはゴム状に変化します。

そうなってしまうと傷を塞ぐことができません。

 

早々に見切りをつけて、別の修理方法に切り替えます。

この場合。最も有効な応急修理の方法となるのが、

チューブを入れてクリンチャータイヤの状態にする事です。

その作業手順は以下のとおりです。

まず、バルブを開けてタイヤ内部に残っている空気を抜きます。

次にホイールリムからタイヤを取り外します。

チューブレスバルブのナットを緩めて取り外し、

バルブ本体をホイールリムの外周側から引き抜きます。

この時にどうしても素手で引き抜けない場合は、

ミニツールやタイヤレバーなどの平面部分を使用して、

抜き取る方向へバルブ先端を押します。

一度バルブキャップを装着して行うと、

力をいれて押し込みやすくなります。

スタッフ川村はもともとバルブキャップを装着しない為、

スペアチューブに付属するキャップを装着してから押し込みます。

バルブキャップには空気を保持する役割がありません。

無くしてしまったり、割れてしまった場合も焦らなくて大丈夫です。

こちらがはずした後のチューブレスバルブ。

うっかりその場に置き忘れないように気を付けて下さいね。

 

バルブをはずしたら早速チューブを入れたいところですが、

焦らずにタイヤの裏側からも状態を確認します。

「ほかに刺さり物が残っていないか?」

「傷の大きさはどの程度なのか? 」

しっかり確認をします。

これをせずにチューブを入れて空気を充填すると、

再びパンクすることも。

チューブレスレディタイヤの場合。

針金などが刺さってもシーラント液が隙間を埋めてしまう為、

残っていた刺さり物に気が付かないということは多々あります。

結局、そのまま問題なくタイヤを使い切り、

新しいタイヤに交換するタイミングで初めて異物に気付くケースも。

さらに。

反対側が見えるほど傷が大きい場合は、

タイヤの内側から応急修理用のシートを配置します。

これをせずにチューブを入れて空気を充填すると、

焼いたお餅の様にぷくっとチューブがはみ出て破裂します。

専用のシートを持ち合わせていない場合は、

こんなもので代用できますよ。

そうそう。

タイヤの外側から張るタイプのものもございますが…

 

 

 

実際に検証をしたところ成功率が低く、

その後の走行で振動による不快感を生じる欠点もあります。

空気が抜けて潰れたタイヤに張り付けるのは至難の業です。

 

幸いにして今回はタイヤの傷は小さく、

ほかの刺さり物も残っていませんでしたので、

そのままチューブを入れました。

さて。

タイヤに入れるチューブを入手する際は、

◇適合するタイヤサイズ

◇バルブの長さ

◇バルブの形状

必ずこの3つを確認します。

リムの高さに対してバルブの長さが足りないと、

その場で絶望することになります。

これでは空気の入れようがありませんね。

なお、チューブのメーカーによって長さの種類がわずかに異なります。

リムの高さより30mmほど長いものを選んで頂ければ、

問題なく使用できます。

今回は55mmのリムに対して80mmのバルブを使用します。

ロングバルブのチューブが入手困難な場面も想定して、

ツーリングなどで遠方に出掛ける際は、

バルブエクステンション(延長するアイテム)を携行しましょう。

EXTENSION VALVE 50MM FOR REGULAR VALVE TUBE (2PC)

¥880 (税込)

 

スペアチューブはときどき膨らませて、

傷が開いてないか点検をしておきます。

サドルバックやツールケースの中に長期間入れておくと、

走行中の振動で擦れて傷ついている場合があります。

さらに。

以前パンクして交換したチューブをそのまま入れていた・・・

なんてことも。

ミニポンプやCO2ボンベもときどき状態を確認しておきましょう。

頼れるものが何もない場所でパンクした際、

ミニポンプが壊れていたときのショックは計り知れませんから。

 

私が愛用しているミニポンプはこちらの製品です。

CONTROL MINI PRO CO2

CO2ボンベと手押しポンプの機能を一本に集約。

ツールケースやサイクルジャージのポケットに入る大きさも魅了です。

CO2のときはこちらから。

ハンドポンプのときはこちらからバルブに空気を充填します。

 

そんなこんなで。

少し膨らませたチューブをタイヤとホイールリムの間に収めて、

タイヤビードをリムに戻し、空気を入れたら作業完了です。

1つ1つの行程を確実に行うことがポイントです。

 

ちなみに。

チューブを取り除いて、もう一度チューブレスバルブを装着。

改めてシーラント液を補充して空気を入れてみました。

瞬間的にシーラント液は漏れますが、

気にせず傷の部分を下側にしておきます。

すると・・・

傷は塞がり、空気漏れも解消しました。

一晩置いておいて裏側も見てみました。

シーラントが固まって傷を塞いでいますね。

 

いかがでしたか?

「チューブレスタイヤはパンクした時が心配」

「チューブレスタイヤがパンクしたらどうすればいいの?」

という方に。

ご参考にしていただければ今回のパンクが報われます。

それではまた次回。

 

そもそも、なんでパンクするの?という方はこちら

👉【メンテナンス】パンクに備える豆知識

チューブレスタイヤのパンクについて、

さらに詳しく知りたいという方はこちら

👉【メンテナンス】パンクに備える豆知識〜チューブレス編〜

 

 

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