ジャイアントストア今治
【スタッフのサイクリング】これが富士ヒルクライムです。2026年6月15日
今年もクワガタが出てくる季節になりましたね。こんにちは。ジャイアントストア今治の川村です。
「オオクワガタだと思ってテンション爆上がり」
そして、クワガタが出てくる季節といえば、6月に開催される国内最大級のヒルクライムレース「富士ヒルクライム」です。今年もエントリーをしていたスタッフ川村は、遠路はるばる片道約800㎞をドライブしまして、愛媛県は今治市から富士山(山梨県)まで行って参りました。今回はその様子をお送り致しますので、宜しければお付き合いくださいませ。
ちなみに。モチベーションがマイナスに振り切れた状態で迎えた昨年の様子も宜しければどうぞ。
「タイトルからしてやさぐれています」
今年は冬の間から身体の基礎作りやコンディショニングに向かい合ってきたお陰でしょうか。日々、走ることを純粋に楽しみながら富士ヒルを迎えることができました。改めましてこんなにうれしい事はないと思う次第です。
「ランニングもコンディション復調のきっかけ」
富士ヒルに初参加したのが今から15年前。当時はまだ20代だったわけですから、そこから歳を重ねつつ走り続ける中でも身体は変化していきます。そういったところにどうやって向き合っていくのか、結局はこのあたりもサイクリングの醍醐味なのでしょうね。
さてさて。
「新東名のNEOPASAでソフトクリーム休憩」
6時半過ぎに自宅を出発後、しまなみ海道から山陽道、新名神から東名、そして新東名と高速道路を乗り継ぎ、ざっくり8時間半ほどで到着いたしました。
「スタッフ川村を探せ!」
「フェスのような雰囲気に包まれる会場」
それこそ昔はメカニックサービスを行うメーカーブースぐらいだった富士ヒルクライムのメイン会場。近年は弊社ブースを含めて物販が中心となったほか、参加者される方の国際化も進んでおります。
「今年はちゃんと行きましたよ」
GIANTブースでは新型Propelの試乗会、ウェアやアイウェアといったグッズの物販も行っています。
「完走タイム別のカラートップキャップ配布」
昨年に続いて今年も完走タイム別のスペシャルトップキャップをプレゼントしました。ゴール後、スタッフ川村は何色のトップキャップと大会公式リングを貰ったのかは後ほど。
「人生初の美容室でパーマかけました」
参加人数は8000人を超える国内最大のヒルクライムレースということで、ひとたび会場へ足を踏み入れると人の多さに驚かされます。
「受付エリア」
普段はローカルサイクリストが少ない地域で暮らしている私自身、世の中にはヒルクライムレースに参加するサイクリストがこんなに沢山いるのか!と、ちょっとした感動さえも覚えます。
富士ヒルについて雑誌やネット情報など見ますと「ゴールタイム」に関係する内容が目立つ印象ですが、実はこの大会の特徴のひとつが完走率の高さだったりします。今年の完走率はなんと99.1%だったそうです。舞台となる富士スバルラインのゴール地点「富士スバルライン5合目」は標高2300mで、スタート地点からの距離こそ24㎞と長いものの、平均勾配5%の比較的緩い登坂と制限時間設定も相まって、ファンライドとしても十分楽しめるヒルクライムイベントだったりします。
「がんばれ!ゴールまであと少し」
なんでしたら1合目、2合目、3合目…といった感じで休憩しながら登る方もいらっしゃいます。車種もロードバイクに限らず、クロスバイクやミニベロで参加されている方の姿も見かけますよ。このように多種多様な要素を含む富士ヒル。サイクリングを嗜む方でしたら、ぜひ一度は体験してみていただきたいところでございます。
標高差のあるヒルクライムイベントにおいて、ゴール後の下山用装備は必須です。この富士ヒルでは前日受付と合わせて下山用装備をメイン会場にて預けます。
「ナフサ不足の影響か昨年より袋が小さいような…」
翌日はお昼ごろから雨予報ということで、レインジャケットとレインパンツ、長袖の冬用インナー、冬用グローブ、シューズカバー、ネックウォーマー、ヘルメットキャップ、そしてランニングシューズをバッグパックに入れて預けました。駐車場が離れた場所にあり、且つ会場の広いヒルクライムイベントでは、ゴール後に歩きまわる際などビンディングシューズから履き替える靴があると快適だったりします。
「今年もよろしくお願いします」
「サイクリングソックスを購入しました」
物販ブースを見てまわった後は、昨年と同様に北杜市にある両親の家に向かいました。なお、ヒルクライムレースとしては参加人数が桁違いに多い富士ヒルでは、メイン会場から離れた場所にある数か所に駐車場が割り振られております。前日の受付時も、駐車場からメイン会場まではシャトルバス、もしくはマイバイクに乗って移動します。
そして迎えた当日。
「本社のSさん、ありがとうございます」
昨年のゴールタイムから今年は第3ウェーブスタートとなった私。駐車場もメイン会場から10分弱の場所ということで、ゆっくりスタート待機エリアに入りました。昨年と同様、誰かと合流する予定もありませんので、整列エリアに入ってからぼんやりと待機していたところ、名前を呼ばれて振り向くとそこには本社Sさんの姿が。ここで偶然、プライベートで参加している弊社ガチ勢の方々と同じグループになっていたことが判明します。
「富士ヒルを走る魔法使い」
「たぶん第3ウェーブの最終グループ」
この富士ヒルでは各ウェーブごとにスタート時間帯が決められています。自分のウェーブに指定された時間内(30分間)に待機エリアに入りましたら、さらにひとグループ200人ほどに分かれて3分間隔で会場を出発。計測開始地点まで移動してローリングスタートとなります。
【ここからはレース展開です】
「第7ウェーブスタートのうちの人が撮影」
ちなみに。昨年はGoProで撮ったオンボード画像付きで様子をご紹介しましたが、1時間切り(プラチナ)をしないとおそらくゴールまでバッテリーが持たない為、撮影機材はクルマに置いてきました。その変わりといってはなんですが。ゴール後に食べたメロンパンと焼きもろこしの画像を交えまして、レース中の様子をお送りします。
「五合目名物 富士山メロンパン」
会場からのパレード走行を経て、リアルスタートとともに先頭グループの志気が一気に高まり、右後方から勢いよく大きなトレインが駆け上がってきます。そこには先ほどの弊社メンバーの姿も。本社Sさんから「後ろあと2人ぐらいいるよ」と声を掛けていただき、この大きなトレインに乗せてもらうことができました。少しあとに本社Sさんに「これなんのトレインですか?」と聞いてみたところ、実はゴールド狙い(完走タイム1時間5分以内)を目的とするグループだったことが判明。昨年よりも速く走りたいと思っていた私にとって、これはなんともありがたい!
近年の富士ヒルではSNSなどを利用し、あらかじめゴールドやシルバーといった目標タイムを狙うメンバーを募っていることも多いのだとか。こういった情報戦にめっぽう疎いわたしは、当然ながらそんな準備をしているわけが無く、今回は偶然にも素晴らしいトレインに乗せてもらうことが出来たというわけです。これについては本当に感謝です。
「ホットコーヒーを添えて」
ほかのヒルクライムレースと比較しますと、かなりの高速型ヒルクライムレースである富士ヒル。完走タイムがゴールド狙い以上になってきますと、5%以下の緩斜面区間においては25~30㎞/hぐらいまで加速する展開が多々あります。そのため、単独で走るよりもある程度の集団で車列をつくった方が断然効率よく走れます。なお、集団走行時は後方だけじゃなく先頭にも空気抵抗低減の効果があるのは知る人ぞ知る豆知識です。
思い返せば昨年は第7ウェーブスタートだった為、あまりの人の多さにスタートから中盤の10㎞あたりまで、前が詰まったりする展開も多かったほか、足が揃う方々とパックを組めたのもスタート後かなりの時間が経過した頃でしたからね。
「昨年の第7ウェーブの様子」
しかも、第1から第4ウェーブあたりでゴールした方々が対向車線をどんどん下山するわけですから、追い抜きのタイミングが殆ど無いといってもいいでしょう。昨年のゴールタイムから第3ウェーブになった今年。スタートから5㎞あたりまでを比較しても昨年とのペースの差は歴然でした。
「焼きもろこし」
ちなみに。富士ヒルにおいてトレインの空気抵抗だけじゃないです。たとえば、勾配がキツイ区間から緩い区間に入る際、集団内から「緩斜!」という声が掛かります。また、目標の完走タイムに対してラップタイムが少し速い時には、「少し上げすぎ!」という声が集団内から先頭に掛かります。こうして目標タイムに向けてトレインが協調する展開からは、ヒルクライムレースというよりもロードレースに近いものを感じます。
「5合目でお土産も購入」
そんなこんなでレースもゴールまで残り5㎞を過ぎて終盤に差し掛かります。スタートからここまでの展開で1人、また1人とトレインは人数を減らして、私を含めて残ったのは5名ぐらいだったはず。「だれか前を引ける?」ということで、わたしも少し先頭に出たりしつつ、ゴールまで残り3㎞地点を過ぎます。
と、ここでペースアップがかかり、わたしはズルズルと離されます。残り2㎞あたりから続く最後の高速区間に突入します。ここで、中盤あたりでトレインから後退していた2名が素晴らしい加速で追い抜いてきました。すかさず2人のエアポケットに滑り込んで、最後の加速を試みます。このあたりから濃霧で視界は10m以下。深い霧の中から現れる先行者を、先頭の方が素晴らし判断力とアシストでパスしていきます。私もそれに続き、前の人を信じてひたすらペダルを回します。ゴール直前の急勾配を登り切ってフィニッシュ。
「今回もありがとうTCR」
先行されていた方にお礼を申し上げて、手元のスマートウオッチとサイクルコンピューターを見ると、1時間5分という数字が視界に飛び込んできました。おいおい。昨年よりも6分ぐらい速いじゃありませんか。
「公式タイムはこちら」
もともと明確な目標タイムは考えておりませんでしたが、富士ヒルにはじめて参加してから実に15年が過ぎた今日、そのときのタイムに1秒差という結果が待っておりました。もしもゴールド狙いで挑んでいたとしたら、悔しくて1週間は寝れないでしょうね。ということで今年もシルバーが確定したのですけど…。
「下山はグループにて行います」
「畑仕事の帰りか?」
なんと、今年はプラチナ、ゴールド、シルバーの達成者が大会側の想定よりも多かったそうで、各リングの数が足りなくて欠品する事態に。5合目でコーヒーを飲みながら、メロンパンともろこし食べて、お土産屋さんでゆっくりしていた私。メイン会場まで下山した頃にはリングが欠品しており、後日発送していただくことになりました。
「昨年は貰わなかったやつ」
その代わり、GIANTブースではシルバーカラーのオリジナルトップキャップをいただきましたよ。本社のSさんからは「1時間5分って言っとけばいいんだよ」との助言をいただきました。
【今回の機材とセッティングについて】
昨年と同じく、フレームはTCR Advanced SL(第9世代)のリムブレーキモデル。今年はちゃんとCADEX 36ホイールに換装して、タイヤも新しいものに交換して当日を迎えました。
装着したタイヤは新CADEX Aero タイヤ(28C)です。富士ヒルのように距離が長く、平均速度の高いヒルクライムコースでは、低い転がり抵抗と重量の軽さを両立したタイヤが、ワット数の削減に絶大な効果を発揮します。その点、CADEX Aeroタイヤはまさにピッタリの性能を備えています。
「トレッドは驚くほどしなやかな」
新設計の240TPIケーシング構造によって220gの超軽量性を実現したこの製品。わたしの場合、空気圧は前後とも3.8barでセッティングしています。春先から使用してきた新型Courseタイヤもかなり優秀な走行フィーリングを備えていますが、そこはやはり新CADEX Aeroタイヤのほうが一枚上手です。駆動系周りについては、チェーンとカセットスプロケットも新品に交換しました。カセットスプロケットについては1年半ほど使用してきたこともありまして、新品のチェーンと組みあ合わせた時の駆動効率の差は歴然です。
「Waxルブはヒルクライムとの相性抜群」
チェーンルブにはGIANTのElements Ceramic Chain Waxを使用しています。なお、今回はレース中に雨天も予想されていた為、その場合はセミウェットタイプのチェーンルブを追加塗布する予定でした。
「冬の間もポジション調整とコンディショニング」
また、この1年間でバイクポジション自体も更新してきました。その過程でクランク長は170から165㎜へ、ハンドルバーの仕様も変更しています。このあたりは今治店で私が担当するバイクフィッティングサービス「DCF」のフィッターとして得た知識と経験、自分の身体と向き合いながらコツコツと積み重ねてきた時間が形となって反映されています。
【おまけ】
無事に富士ヒルクライムを終えまして、夜は家族で温泉と焼肉屋さんに行きましたよ。
「年末に松山工場が幕を閉じるそうです」
翌日はお昼前に愛媛県に向けて山梨県北杜市を出発しました。今回もお休みを頂いての遠征ですから、ちゃんとお土産も購入しつつ、途中で寄り道をしながらゆっくり帰ってきましたよ。
「まんじゅう旨い」
「湯葉旨い」
「お酒は帰ってから」
「お留守番のご褒美」
「ジャイアントストア名古屋はデカい」
「お元気そうで嬉しい限り」
帰りは結局なんだかんだで14時間ぐらいのドライブとなりました。
最後に改めまして、ご一緒させていただいたゴールド狙いトレインの皆様、同じくゴールを目指してスバルラインを駆け抜けた皆様、そして大会関係者の皆様にお礼を申し上げます。ありがとうございました。
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