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変わった形もこだわりの証! GIANTのビンディングシューズ2016年11月17日

スポーツバイクをより効率的にお乗り頂く際にオススメなのがビンディングシューズ。

今回はGIANTが独自の発想から生み出した、まさにオリジナルなシューズのご紹介です。

それがこの3シリーズ

ロードビンディングシューズ

SURGE

SURGEの弟分、

PULSE

そして、オフロードレーシング用シューズ

CHARGE

これらのシューズは一般的なビンディングシューズには無い、独自の概念から設計されています。

まずはシューズの裏側、アウターソールをみてみると、

他のシューズと違ってアーチ(土踏まず)のあたりに硬いソールが無いんです。

 

こちらが普通のシューズで中央左側が土踏まずあたり⇓

 

そしてこちら、ちょうど中央下のマークあたりが土踏まず⇓

 

その代わりに、EXOBeamというなんとも独特なフィン形状のソールがあります。

 

なぜこのような独特な形状をしたアウターソールを採用したのか?

 

ペダリングしている脚は見た目以上に複雑な動作をしていて、
この動きに対して余計な抵抗(力)が起こるとペダリングがスムーズにできず、
ときには痛みの原因等にもなってしまいます。

 

そこでGIANTではペダリング時、脚に起こる3方向の動きに着目しました。

 

まずはペダル面に対して水平方向の動き。
この動く量はクリートの固定位置と
クリートフロート(シマノの青や黄色のクリートにある左右の動き)で決まってきます。
(ペダルメーカーによっても差がありますが。)

 

次にペダル軸を中心にペダルが回転する方向。
こちらはペダルの回転とクリートの前後位置調整で動く量が決まってきます。

 

以上の2つの動きに対しては、どちらもクリートもしくはペダルの種類や
クリート固定位置の調整で「ペダリングや脚の感じがイマイチだな~」という時には
いつでも調整ができる部分です。

 

ところが、もうひとつ効率的なペダリングのために必要な動きがあります。

それが3つ目の動き。踵を軸にして足が左右に回転、傾斜方向の動きです。
おもに踵の内反・外反、土踏まず周りの回外・回内という動きらしく
この動き、通常のシューズで調整しようとすると、
他の2つに比べてかなり専門的な知識や器具が必要になるんだそう。

それならシューズそのものにやってもらいましょう!

というのがこのフィン状のExoBearmを採用した理由です。

 

いままでのシューズでは土踏まず部分にも硬いソールが配置されていて、

ねじれる方向に対してはあまり柔軟性がありませんでした。

ExoBearmでは、土踏まず部分のソールをあえて排除する事で適度な柔軟性を発揮します

ただそのままではペダリング剛性も落ちるため、縦に長い形状のソールを採用し剛性も確保しているのです。

とてもわかりやすい発想ですね!

そして、このフィン形状のExoBearmだからこそ出来た機構がもう一つ。

ExoWarp

 

土踏まずから足全体を引き上げながら包み込むアッパーを採用しています。

足の土踏まず部分をそれぞれの足の形に合わせてラップ状にフィットさせ、シューズ全体でサポートします。

通常のシューズは踵部分をカップ状にしてペダリング時に足とシューズをフィットさせることが多いですが、

ExoWarpを採用することで、ヒールカップやアーチサポートをするようなインソールがなくても

激しいペダリング時でも足とシューズの一体感が保たれます。

 

実際に履いてみると、第一印象では踵のホールド感が弱くて「これほんとに大丈夫?」と思うのですが

慣れてくるとこれが意外や意外! しっかりペダリングができるんです。

 

わたくしスタッフ川村も履き始めてからすぐに石鎚山ヒルクライムレースを走り、

その後もロングライドや日頃の通勤でも使っています。

しいて言うならば少しだけ横幅がきつかったかなぁ~…と思っていたら!

なんと2017年モデルにはハイボリュームモデルが新登場!

もうちょっと待っていればよかった…

ですが、

より多くの方にGIANTシューズを履いて頂ける様になったのはうれしいかぎり。

今までの概念を覆す新規格のビンディングシューズをぜひお試しください。

 

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