ジャイアントストア今治
【梅雨時ぷちコラム】スポーツバイクってどれぐらい乗れるの?③2019年7月4日
「ぷち」と言いながら第3回まで来てしまいました、
【梅雨時ぷちコラム】
スポーツバイクってどれぐらい乗れるの?
前回までの➀、②は、
カーボンフレームの耐久性について、
実際に使用中のバイクも参考として、お話しました。
最終回の【梅雨時ぷちコラム】③では、
フレーム以外の部品についても少しお話します。
スポーツバイクに限らず、どんな乗り物にも消耗部品があります。
スポーツバイクの場合は、
チェーンやスプロケットの摩耗、
ギアやブレーキを操作するワイヤー類の劣化、
ホイールのリムやベアリング、スポークも消耗部品です。
積算距離や使用環境により劣化、消耗した部品は、
それぞれの状態を確認して、必要に応じて交換や修理を行います。
適切なメンテナンスを行うことで、
スポーツバイクはとっても長く乗り続ける事ができます。
ただし、その際に少しだけ気を付けたいことがあります。
それは、部品のフルモデルチェンジです。
例えば、
スポーツバイク部品で高い装着率を誇るシマノ。
シマノのロードバイク用部品には、
105やアルテグラ、デュラエースなど、
数種類の機種(グレード)があります。
新型が登場してから、ある程度の年数が経過すると、
大幅な仕様変更が実施されます。
これをフルモデルチェンジと言います。
フルモデルチェンジまでの期間は、およそ3年と言われています。
大幅な性能アップを目的とした、このフルモデルチェンジ。
実はその都度、徐々に旧型との互換性が無くなります。
そうなると変速機やレバーといった、
1つ1つの部品に対する修理が困難になるケースも発生します。
例えば、ギア周りを見てみると…
数年前までは、最上位機種デュラエースに採用されていた10段変速も、
今では下位機種のティアグラのみになっています。
フルモデルチェンジ後も、
一部を除いて5年ほどは修理用部品の入手は可能ですが、
生産終了後は可能な範囲で下位機種の部品を流用するか、
最終手段として、新型部品で1台分を組み替える事になります。
費用的にかなり思い切ったカスタマイズが必要となりますが、
とても愛着のあるフレームでしたら、それもオススメします。
ですが。
その頃になると、フレーム本体もフルモデルチェンジしています。
すると何処からか「そろそろ新しいバイクが欲しいなぁ。」
という囁き声が聞こえてきます。
その先のご判断は乗る方次第です。
最後に。
カーボンフレームに限らず、
大切な愛車を長持ちさせる為のポイントを、いくつかご紹介します。
・車体は室内保管を。日陰がお勧めです。
屋外の場合はカバーをかけて定期的に注油やメンテナンス。
・フレームのダメージになるトラブルを避けます。
駐輪する際は風で倒れないように。
立てかける際はフレームが柱などに当たらない様にします。
・雨天走行後は、洗車して部分的に注油をします。
雨で付着した砂汚れは、部品に入り込むと消耗を早めます。
・1年~2年に一度、車体のオーバーホールをします。
オーバーホールとは、各部品の分解と洗浄後、
ケーブル類やディスクブレーキのブレーキフルードなど、
消耗品を交換して、組み立て直す作業です。
このほか、
車体のご購入に関しまして、ご質問などがございましたら、
お気軽にスタッフまでお尋ね下さい。
ご来店をお待ちしております。
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