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【ロードバイク】PROPELって実際どうなの。2020年8月28日

風向きにとても敏感な乗り物と言えば、皆様は何を思い浮かべますか?

水上ならヨットやウィンドサーフィン。

空ならグライダー、パラグライダー、ハンググライダーなど。

どちらも本格的なアクティビティのイメージが強いですね。

陸の上を走る乗り物の中では、

自転車が最も風向きに敏感な乗り物だと思います。

なんと言っても、動力源は人力ですからね!

追い風では楽々進みますが、

向かい風となれば、もはや修行のように感じます。

ある程度、サイクリングの経験値が身に付くと、

1日の中の風向き変化を予測して、コースを決めたりもします。

 

今回、ご紹介するカーボンロードバイクのPROPELは、

そんな風に対して、かなり積極的に挑んだ自転車です。

そうしたモデルを『エアロロードバイク』と呼びます。

 

今週、今治店にも2021年モデルが入荷致しまた。

PROPEL ADVANCED 2 SE

¥250,000(税抜価格)

 

こちらのADVANCED 2 SEは、左クランクにパワーメーターを標準装備。

エアロロードとは言いましても、

実際に風へ挑むのはペダルをこぐ方ご自身です。

このパワーメーターを活用して頂くと、

向かい風や長い登り坂を走行する際のペース配分も一目瞭然です。

さらに。

このロードバイクは、車体に受ける風の流れを巧みに操ります。

それが『空力性能』です。

もっとカッコよく言いますと、

『エアロダイナミクス』

もう、なんと言いましょうか。

乗り物好きにとっては堪らない響きの言葉です。

元々は、長距離レースの為に生まれた自転車であるロードバイク。

他の自転車よりも遠くへ、より速く辿り着く為に、

必要とされる性能が備えられています。

空気抵抗への対策もそのひとつです。

いやいや。

「空気抵抗なんて、一般人のサイクリングには関係ないでしょ?」

なんて思いますよね。

意外や意外、多少なりとも関係はあります。

その理由を以前、こちらの記事にて少しお話を致しました。

👉サイクリングの空気抵抗について

PROPELは、フレーム各部の形状はもちろんのこと。

ブレーキ本体も空力を追求して開発された、PROPEL専用品です。

※なお、2021年モデルのPROPELシリーズは、

こちらのADVANCED 2 SEを除く全てのモデルが、

ディスクブレーキ専用モデルとなりました。

 

そんな車体の空力性能に関わらず。

ある程度、サイクリングに慣れている方でしたら、

平らな道は30km/h程でも走行可能なのがロードバイク。

「えっ、とても30km/hでなんて走れないよ。」

と、はじめに思われている方も大丈夫です。

変速ギアの使い方と、ペダルをこぐコツさえ身につければ、

それほど難しい事ではありません。

いろんな道を沢山走ってみて、経験値を増やすことも大切です。

 

ここからは、

スタッフ川村の実体験をもとにした、PROPEL豆知識をご紹介します。

 

実を言いますと、このPROPEL

平坦路で高い速度を維持する為に必要なこぎ方(ペダリング)が、

とてもしやすいという特徴があります。

この事は、カタログにもそれほど詳しく記載されておりません。

その為。

私自身も所有して乗り始めた頃は、あまり気にしていませんでした。

その後、様々な道を走れば走るほど、少しづつ特徴に気づいてきました。

平坦路が長く続くような道で、風向きにも恵まれると、

最高に気持ちのいいロードバイクです。

時々、同じ部品をTCRのフレームに組み換えて乗る事もあり、

それが非常によくわかります。

平坦路が得意な反面、1時間を超える様な長い登り坂については、

TCRやDEFYと比べても、それほど得意ではありません。

高い負荷で走るヒルクライムレースでは、それがよくわかります。

こちらは昨年の久万高原ヒルクライムレースでの写真。

普段の感覚と、乗り慣れてきた事による先入観もあり、

「まぁ、PROPELで大丈夫でしょ!」と思っていましが…。

ペダリングでお尻の筋肉を酷使しすぎた結果、ゴール後に悶絶していました。

この写真。

ゴール地点での一枚ですが、どちらかというと痛くて笑ってます。

その為、一か月後に迫った石鎚山ヒルクライムレースに備えるべく、

TCRのフレームへ部品を丸ごと組換えました。

その結果は申し上げるまでもなく。

なぜ、GIANT(とLiv)のカーボンロードが3種類あるのか?

改めて実感を致しました。

 

初代PROPELが発売された2014年。

スタッフ川村はこんな感想を言っておりました。

👉PROPEL ADVANCED 2 でちょっと通勤しています。

うーん。

長い期間乗ってみないと、本当の乗り味は分からないものです。

 

【エアロダイナミクス+平坦路に特化したペダリング性能】

速く走る為に作られた乗り物だけが持っている魅力。

そんな浪漫さえも感じるロードバイクに乗りたい!

という方には、是非ともお勧めしたいモデルです。

 

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