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【スタッフが乗ってみた】TCR ADVACED PRO 1 DISC RIVAL ETAP2022年11月6日

やっぱり胸熱すぎる!

こんにちは。今治店スタッフの川村です。

いやー、旧世代機で最新鋭機を相手にするなんて、

激アツな展開ですよね~。

乗り手の技術で機材の劣勢をカバーする。

やっぱりカッコいいじゃないですか。

 

と、いうことで。

乗り物は少し前の世代が好きなスタッフ川村。

最新世代のバイクを試す機会がございましたので、

今回はその感想をご紹介します。

2022年モデル

TCR ADVANCED PRO 1 DISC RIVAL ETAP

試乗した車体はSサイズ。

なお、身長163cmのスタッフ川村は、

普段からXSサイズの車体に乗っております。

今回は若干大きいフレームサイズでの走行となります。

ハンドル周りやシート高については、

愛車TCRの数値をもとにセットアップしましたが、

走行感については参考程度にして頂けると幸いです。

 

カーボンコラムを使用する際の注意点

本来、ここまでステムの位置を下げる場合には、

ステム固定位置にプラグが届くところまで、

上部に余っているコラムをカットします。

プラグが届かない位置でステムを固定して、

そのまま長期間使用することはおすすめ致しません。

 

まずは帰りの通勤ライドで機材の感触を確認。

翌日の朝活ライドで50kmほど走ってみました。

乗り始めてすぐに感じたのは、

ビシッ!とした安定感のある乗り味です。

これにはフレームサイズの違いも影響していますが、

バイクコントロールにゆとりを感じました。

 

なお、私の旧世代TCRはもう少し機敏な乗り味で、

車体の軽さを活かした走りが魅力です。

反面、路面のギャップや風の影響を受けやすく、

柔軟なコントロールを要求される面もあります。

そんな少しじゃじゃ馬な乗り味も、

自分専用機らしさがあり、大変気に入っております。

 

最新世代のTCRについて、

もう一つ「おぉ!」と感じた要素は、

新型フレーム開発時に高められた空力性能です。

いつものルートにある平坦路や下り坂で、

滑らかに、スーっと車速が伸びる感覚。

私の愛車にも今回のバイクと同じく、

SLR 1 42ホイールセットを装着していますが、

もうひと伸びがより滑らかに感じました。

TCRでもこの空力が体感できるのでしたら、

新型PROPELは一体どれほどのものになるのか?

かなり楽しみですね。

 

新型TCRの安定性が優れる理由は、

バイク全体の重心位置が低い点にもあります。

◇ディスクブレーキ仕様

◇リムブレーキ仕様

ディスクロードの場合。駆動系部品を含めて、

ブレーキ部品も車軸周辺の低い位置に搭載されます。

また、車輪の固定にはクイックレリーズシャフトではなく、

スルーアクスルを採用しております。

挟み込んで固定する従来のクイックレリーズと異なり、

スルーアクスルは太いシャフトとネジにより、

ホイールハブをがっちり固定することができます。

これらにより足回りがしっかりした乗り味になります。

 

私がこのバイクをカスタマイズするとしましたら、

ドロップハンドルやステム、サドルなど、

車体上部に装着されている部品を軽量化します。

ダンシングやコーナリング時の乗り味が鋭くなり、

バイクの重心位置がより下に移動するため、

快適性や安定性もより一層向上しますよ。

私の愛車もその方向性でカスタムしております。

 

現在は旧世代のスラム製コンポーネントを使用する私。

こちらの変速機やブレーキキャリパー。

実はジャイアントストアで働き始めた頃、

購入した2008年モデルTCRに装備されていたもの。

ながらく仕舞い込んでおりましたが、

いまのTCRを軽量化する際に現役復帰いたしました。

さて、そんなスラム製コンポーネントの最新世代。

やはり、その操作感からは時代の流れを感じました。

スラムeTAPの変速レバー操作は独特でして、

後ろのギアをシフトアップする際は右レバー。

シフトダウンの際は左レバーを操作します。

この変速操作の感覚。

オートマ車に採用されるパドルシフトにも似ていますね。

(わたしはMT車が好きですけど)

ちなみに。前のギアを変速する際は、

左右のレバーを同時押しすることで、

インナーギアかアウターギアへ変速します。

同時とは言ってもタイミングは大体合っていればOK

前変速機の使用頻度はそれほど高いものではないため、

この操作方式のほうが単純でわかりやすいですね。

変速操作はレバーから変速機本体へ、

全てワイヤレス通信されていて、

変速機内部のモーターで変速動作をします。

このワイヤレス変速機構。

従来のシフトケーブルを必要とする変速機と比べて、

ハンドル下が非常にスッキリします。

◇ワイヤレス変速・ディスクブレーキ仕様

◇機械式・リムブレーキ仕様

また、ケーブル類の引っかかりもなくなるため、

ハンドリングが非常に軽くなります。

実際に乗ってみると「なるほど!」となりますよ。

変速動作そのものの素早さについては、

シマノの最新型Di2には劣る印象ですが、

ライド中に不満を感じる場面はありませんでした。

変速機本体にバッテリーを装着していることで、

ちょっとしたメリットもあります。

◇後ろ変速機

◇前変速機

使用頻度の多い後ろ変速機の充電が切れたら、

あまり使わない前変速機のバッテリーを入れ替える、

という走行中の充電切れにも対応できますよ。

スペアバッテリーを携行することもできます。

 

今回はバイクの試乗と合わせてもう一つ。

サイクルコンピューター

DASH M200

こちらの製品も使用してみました。

なお、わたくしスタッフ川村は、

もう2年以上、この類の製品をほとんど使用しておりません。

(訂正:すみません、1年ぐらいでした)

その理由は個人的な好みではありますが、

ない方が気の向くまま、気持ちよく走れるんですよ。

ちなみに、以前使用していたのはパイオニア製のサイコンと、

パワーメーターのセットでした。(既に生産終了)

DASH M200の使用感を率直に申し上げますと、

「ごく普通のサイクルコンピューター」でした。

速度、距離、時間、地図など。

サイクリングに必要なものは十分に確認できます。

同様のGPS搭載サイクルコンピューターと比べても、

とくに可もなく不可もなくといった感想です。

なお、地図の表示はできますが、

本体のみでのルート検索には対応しておりません。

また、和訳がちょっと怪しいところも気になります(汗)

DASHの操作方法はタッチパネルではなく、

ボタンを採用している点が嬉しいところです。

タッチパネルの種類によりますが、

防水パッキンの劣化で画面内部が結露すると、

操作もできなくなってしまうので。

 

速度の計測にはこちら。

フレームに装着したRIDE SENCEセンサーを使用します。

DASH単体でもGPSを利用して速度計測はできますが、

使用環境によってGPS受信をロストするため、

ANT+やBluetoothセンサーと一緒に使うことがおすすめ。

なお、今回のTCRにはGIANT製パワーメーター、

POWER HALOが標準装備されています。

そのため、ペダリングパワー表示も活用してみました。

このDASHシリーズ。

パワーメーターやスマートフォンと合わせて、

機能を最大限に発揮する製品かと思います。

DASHのパワー表示は、

「自分の能力に対してどれぐらい踏んでいるのか」

パワーを段階ごと分けて背景色が変化します。

そのほか、パワーメーターで計測したデータについて、

DASH本体で細かく確認することも可能です。

今回は試しておりませんが、Wi-Fiを使用して、

専用アプリに記録をアップロードすることもできます。

ライドの記録を残しておきたい方には便利ですよね。

スマートフォンとペアリングすると、

メールや通話着信をDASHの画面で知らせてくれます。

わたしはガラ携なので使用できませんが。

と、いうことで。

全体を通して機材の進化を感じるライドとなりました。

うーーん。

やはり次に所有するロードバイクは、

ディスクロードになりますかねぇ。

 

それではまた次回のサイクリングで。

 

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