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【スタッフのサイクリング】パンクしてレンタサイクルに乗ってお好み焼きを食べた日2023年12月15日

こんにちは。今治店スタッフの川村です。

先日、愛車ミニベロTENに乗っていた日のこと。

「パスッ!」という音と何かが刺さる感触。

直後に「シュルシュルシュルシュル~」

と空気が抜けて、タイヤがヨレヨレに。

後ろタイヤのトレッドを確認したところ、

金属片がザックリと刺さっておりました。

また随分と立派なやつが刺さったものです。

その見た目から溶接のスラグでしょうか。

おそらく産廃運搬車から落ちたのでしょう。

こういったパンク原因となる小さいゴミ類。

道路には思いのほかよく落ちております。

そして、小さなゴミは路肩に集まります。

※イメージ

降雨時などは水の流れで路肩に溜まり、

パンクの確率もグッと高くなります。

この日は修理キットを持参しておらず、

このままでは走行不可能です。

さて、どうしましょう。

そうだ!

少し歩いたところにレンタサイクルがあるぞ。

ひとまずここを脱する策がひらめきました。

ミッションは以下のとおり。

「レンタサイクルで修理キットを持ってきて、

ミニベロTENのパンクを修理する」

レンタルバイクをお借りするのはこちら。

『糸山中央レンタサイクルターミナル』

しまなみ海道周辺でサイクリングをする場合。

スポーツタイプ以外の自転車をレンタルする際は、

こちらのターミナル利用がお薦めです。

主に、

・クロスバイク

・シティーサイクル

・電動アシスト自転車

・Eバイク

・タンデム自転車

・キッズ用自転車

以上5車種から選択できます。

 

なお、当店『ジャイアントストア今治』では、

主に3車種をレンタル可能です。

・ロードバイク

・クロスバイク

・Eバイク

当店はスポーツバイク専門店の為、

前カゴやキャリア付のレンタルバイクは、

お取り扱いがございません。

 

さて。

中央レンタサイクルターミナルを利用する今回。

クロスバイクを選択すると、

ブログのネタとしてはあまり面白くないです。

電動アシストやEバイクはオーバースペック。

一人ではタンデム自転車に乗れません。

それならこの一択でしょう。

普通の自転車に最も類似している車種。

「シティーサイクル」を選択いたしました。

弊社にはこういった車種の展開が無い為、

このタイプの自転車に乗ること自体、

随分と久しぶりな気もします。

これはよい機会ということで、

シティーサイクルとスポーツバイク。

それぞれの違いを比較してみました。

\ハヤクモドッテコイヨ!/

「すまないがしばし待たれよ」

お借りするのは国内有名ブランドの車体。

私もかつて通学用自転車に乗っていた頃、

こちらのブランドにはお世話になりました。

搭載される変速機は後ろ7段のみ。

前後に純正泥除け付きです。

アルミ合金製フレームは耐久性重視で、

クロスバイクなどと比べて重量感があります。

なお、タイヤは一般的な26インチを採用。

ハブダイナモ発電による前照灯のほか、

街乗り定番の部品が標準装備されている、

ザ・シティーサイクル

車体重量は15kg強といった感触で、

持ち上げるとそれ相応の重量感があります。

のちほど調べたところ車体価格は6万円、

カタログ記載の車体重量は15.9kgでした。

量販店に並ぶ2万円程度のママチャリに比べると、

なかなかの高級車に分類されます。

ちなみに。

GIANTとLivのクロスバイク、

ESCAPE R3やESCAPE RX3の価格は、

6~7万円台で車体重量は10kg台です。

ライトやカゴ、泥よけ等は別売りで、

乗り方に合わせてオプションを選択します。

なお、2022年を最後に廃版となりましたが、

わたしが乗るこちらのミニベロTEN

泥除けとキックスタンドが標準装備。

価格は6万円を切る完成車でした。

いま思えば中々のコスパですね。

 

続きまして乗車姿勢の比較です。

◇シティーサイクル(26インチ)

◇クロスバイク(XSサイズ)

身長163cmの私が乗車する場合、

乗車姿勢はどちらもほぼ一緒ですね。

ちなみにシティーサイクルの場合には、

一般的なママチャリと同じく、

タイヤ径でサイズ分けがされております。

こちらのシティーサイクルでは、

26インチと27インチの2種類。

対しまして。

クロスバイクのタイヤ径は、

全サイズ共に700Cを採用。

これはママチャリの28インチに相当します。

 

クロスバイクを含むスポーツバイクの場合。

フレーム自体に大きさの展開がございまして、

各パイプの長さ、角度が各サイズで異なります。

なお、クロスバイクのESCAPE R3の場合には、

XXS~Mの4サイズを展開しています。

 

それでは走行感の比較に参りましょう。

まずはシティーサイクルから。

外観から想像するよりも走りは滑らかで、

平坦な道をゆ~っくりこぐ程度でしたら、

非常にリラックスできる乗り味です。

スポーツバイクに身体が慣れている影響か、

車体全体から伝わる乗り心地が非常に柔らかく、

ふわふわとした乗り味が新鮮に感じます。

シティーサイクルの魅力は、

ママチャリのように利便性に優れ、

且つ街乗りで快適な乗り心地。

ここに集約されていますね。

重量感はそれなりにある為、

少し速度を上げたい時や、

登り坂をグイグイ踏むという乗り方は、

得意とはいえません。

正直に申し上げてめっちゃキツイです。

気合いと根性と筋肉!」という、

スポ根要素をとても濃厚に味わえます。

また、トップギア(重いギア)が足りない為、

ペダルをこぐ脚が回りきる場面も多いです。

さらに。

前ブレーキは普通のリムブレーキ。

後ろは雨天に強いローラーブレーキ。

こちらのローラーブレーキは、

構造的に制動時に発生する熱が冷えにくく、

きつく長い下り坂は苦手だったりします。

たとえば…

※イメージ

こちらのしまなみ海道の定番スポット。

亀老山の下りなどでリアブレーキを多用すると、

ローラーブレーキから香ばしい匂いがして、

停まると白煙がでます。これ本当です。

実際に目撃したことがあります。

そういった点も踏まえますと、

サイクリング向きの自転車というよりは、

利便性と快適性に重点を置いた車種ですね。

 

続いてはスポーツバイク、

今回はクロスバイクで比較します。

シティーサイクルと比べて、

乗車姿勢にはそれほど違いを感じませんが、

ペダルをこいで車体が進む、曲がる、停まる。

すべての乗り味が非常に軽い印象です。

単なる移動手段として乗るだけでなく、

「走ること自体を楽しむ」

そんな感覚を味わうことができます。

また、そこをより濃厚に仕上げた車種が、

本格的なMTBやロードバイクです。

こちらは利便性や快適性をトレードオフに、

走る為の性能を突き詰めています。

クロスバイクを含むほとんどのスポーツには、

シティーサイクルよりもさらに充実した、

変速ギアを採用しています。

平な道ではギアをシフトアップ。

しっかり踏み込めるギア比も備えています。

軽いギアも必要十分に備わり、

本格的なサイクリングルートにも対応します。

下り坂でブレーキが悲鳴をあげることも皆無。

オプションでリアキャリアやカゴを装着すれば、

利便性を向上することも可能です。

移動手段プラスαの楽しみ方が出来る点は、

クロスバイクの強みです。

そして。

今回のようにパンクをしてしまった際も、

スポーツバイクの車輪は着脱が容易で、

出先での修理作業も短時間で済みます。

今回はパッチでの修復が困難で、

チューブごと交換をすることにします。

スポーツバイクではこれがスタンダード。

タイヤ側の傷が大きい為、

内側から硬い紙をあてて保護します。

交換用チューブのパッケージを畳んで、

チューブとタイヤの隙間に差し込み、

傷の部分にチューブが触れないようにします。

タイヤに空いた亀裂が大きい場合、

これを怠ると再びパンクする可能性があります。

新しいチューブには少し空気を充填して、

タイヤとリムの間に収めていきます。

これも大事なポイント。

潰れた状態のチューブを無理やり収めると、

かなりの確率で失敗しますよ。

これ、チューブ交換初心者あるあるです。

組付け後は携帯ポンプで空気を充填。

なお、中央レンタサイクルターミナルには、

工具付きのメンテナンススタンドが設置されています。

最後にフレームへ車輪を戻して完成です。

ここまで慣れていれば5~10分。

これがシティーサイクルの場合、

車輪周りの着脱にひと手間掛かります。

その為、パッチ修理が一般的なのは言わずもがな。

そもそも。

出先でパンク穴を見つけるのは大変です。

私も自転車通学をしていた頃は、

よく学校で道具を借りて直していました。

 

さて。

レンタサイクルを返却した後は、

すぐ近くのお好み焼き屋さんへ。

久しぶりの『昌万』さん。

相変わらずお元気そうでした。

スポーツバイクとシティーサイクル。

どちらを選ぶのかは乗る方次第。

ぜひ参考にしていただければ幸いです。

 

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