ジャイアントストア今治
【Liv】ロングライド女子にイチ推し!エンデュランスロード AVAIL のご紹介です2024年11月14日
こんにちは。今治店です。突然ですがクイズです。
現在3タイプあるLivのロードバイクの中で唯一、Liv創設と同時に登場したのはどのモデルでしょうか?
正解は…
AVAILなんです!
初代AVAILが登場した頃、サイクリング界隈では主に「ロングライドモデル」と呼ばれるカテゴリーでしたね。
こちら現在もその初代カーボンAVAILに乗っているスタッフ南。登り坂のスプリント場面において、ときに男性サイクリストも驚く鋭いダッシュを魅せてくれます。「ロングライドモデルは速く走れない」なんて誰が言ったのやら…
AVAILが登場してからおよそ10年。近年のロードバイクはブレーキやタイヤ、ホイール、そしてフレームも当時と比較すれば随分と変わりました。当然、ロングライドモデル改めエンデュランスモデルと呼ばれるようになったAVAILも、以前とは乗り味の印象が変わりました。
今回はその変化してきた部分をご紹介しつつ、エンデュランスカーボンロード新型AVAILの魅力をお伝えします。
まず、AVAILシリーズをフレームの素材で分類すると、アルミとカーボンの2種類があります。うちカーボンモデルには2つのグレードがございまして、スタンダードなADVANCEDグレードと、より上質な走行性能を追求したADVANCED PROグレードがあります。
今回はADVANCED PROグレードを見ながらお話をしていきます。
AVAIL ADVANCED PRO 0
¥836,000(税込)
color:トワイライトオーシャン
なお、こちらのバイク。
店長佐藤にとって数年ぶりのニューバイクになる予定です。
いまは初代ディスクブレーキAVAILに乗る店長佐藤
(かれこれ6年ほど前の写真)
こちらは現在の佐藤店長です。およそ3年のブランクを経て、この夏は朝活ライドやスタッフライドを頑張って走りました!そのうちに乗車インプレッション的なものがアップされるかも?しれませんので、少ーし気長にお待ちくださいませ。
Q.そもそもエンデュランスロードってなに?
A.快適により遠くまで速く走れるロードバイクです。
「ロードバイクってみんな速いものじゃないの?」
確かにそうなのですが、レースモデルのLANGMAおよびENVELIVの乗り味と比較をした場合。エンデュランスロードAVAILの速さは『快適に』の部分がキーポイントになっています。
ロードバイクの快適性は「ずばりコレです!」と言い切れるほど単純ではなくて、複数の要素が組み合わさることで効果を発揮します。
要素を1つずつあげると…
①車体が軽い
②ペダルをこぐ力が伝わりやすい
③乗り心地の良さ(振動が少ない)
④ふらつきにくい(直進安定性が高い)
といった感じでしょか。
最新のAVAILにはこの全てが備わっていて、遠くまで快適に速く走るために機能しています。なお、LANGMAとENVELIVは①や②をより一層高めることで、レースモデルとしての鋭い加速性能やクイックに切り込むようなコーナリング性能を得ています。
では、快適性を高める要素についてフレームまわりから見ていきます。
フレーム本体の仕様については、ADVANCEDとADVANCED PROともに共通です。ADVANCED PROのみフロントフォークにADVANCED SL仕様を装備しています。
下り坂のカーブを曲がる際や強いブレーキを掛けるとき、大きな力が加わるフロントフォーク。ADVANCED SL仕様のフロントフォークは厳選されたカーボン素材で作られており、極めてよじれに強く、重量も軽い点が特徴です。
このフロントフォークを含めたフレームジオメトリーにも、AVAILの快適性を高めるポイントがあります。
フレームジオメトリーは各部の長さや角度を数値化したもので、そのバイクが持っている乗り味の特徴を決める要素になります。レースモデルのLANGMAやENVILIVと比較して特徴的なのが、直進安定性を高めるジオメトリーを採用する点です。
◇ヘッドアングル(E)
キビキビとしたハンドリングが求められるレースモデルでは、概ねこのヘッドアングルが立っています。対しましてエンデュランスモデルのヘッドアングルは、レースモデルよりも手前側に少し倒れた角度を採用しています。これによってハンドリングの直進性を高めています。
◇リアセンター(I)
俊敏な反応性、加速性能を求められるレースモデルではリアセンターを可能な限り短く設計するのが定石です。対しましてエンデュランスロードの場合は長めに設計されています。これにより前後の車軸間隔も長くなり、直進安定性が増すほか、太いタイヤを装着する際にフレームクリアランスを確保することができます。
これらのフレームジオメトリーに加えて、カーボンフレームの材料にも、車体の軽さやこぐ力の伝わりやすさ、乗り心地の良さを高める要素があります。
カーボンフレームの材料は髪の毛よりも細いカーボン繊維で、引っ張る力に対しては鉄やアルミよりもはるかに強く、しかも非常に軽いという特徴があります。
フレームの種類ごとに計算された性能を発揮できるよう、カーボン繊維と樹脂で作られたプリプレグ(シート状にしたもの)を配置する向きや積層枚数を調整しつつ、複数の行程を経てフレームの形状に成型していきます。ここがカーボンフレームの特徴でして、出来上がりをカッチカチに硬くするのも、柔らかくしなやかにするのも自由度が非常に高いほか、金属と比較して重量増を最小限に複雑なデザインを作ることも可能です。
こういったカーボン製品ならではの特長を活かして、快適性を高めるための工夫がパーツ類にも採用されています。
【シートポスト】
◇LANGMA
◇AVAIL
体重を支えつつ、路面から伝わる振動を受け止めるシートポスト。長距離ライドでの疲労を軽減するためには、大きな振動を身体に伝わりにくくする工夫が必要不可欠です。レースモデルのLANGMAとAVAILのシートポストで見比べるとよくわかりますが、AVAILのD-FUSEシートポストはしなりを生み出しやすい形状をしています。これ、すごく乗り心地が良いんです。
【ハンドル】
シートポストと同様に、ハンドルにも路面から伝わる衝撃を減衰する形状が採用されています。
通常のドロップハンドルは丸い断面をしているところ、AVAILのD-FUSEドロップハンドルはフラット部分に上下の薄い形状を採用しています。
厳密にはD型を薄く潰した形状で、路面から伝わる垂直方向の衝撃をハンドル本体のしなりで吸収、減衰します。また、ハンドル幅は各フレームサイズともにGIANTのロードバイクと比べて若干狭く、レバー取付部分のリーチもコンパクトに設計されています。これは男性と比べて肩幅や手が小さい女性サイクリストに合わせたLivならではの設定です。
そして近年のロードバイクで定番化してきた要素の1つ。
【タイヤ】
レースモデルのLANGMAやENVILIVに比べますと、AVAILにはさらに太めのタイヤが標準装備されています。タイヤは乗り物にとって非常に重要な部品で、ペダルをこいだ力を路面に伝えたり、ブレーキを掛けた際に路面をしっかりとグリップする必要があります。また、車体自体の重さや乗る方の体重をしっかり支えつつ、路面のでこぼこから生じる振動をサスペンションのように吸収する役割もあります。
以前は「ロードバイクは細いタイヤほど軽く速く走れる」というのが、レースや休日のサイクリングでも定番でした。そのあたりがここ数年で変化しておりまして。
レースモデルなら…
700×23c→25c→28c→
エンデュランスモデルなら…
700×25c→28c→32c→
といった感じで太めのタイヤが増えてきました。
そうなんです。最近はレースモデルでも、かつてのロングライドモデルと同等か、それ以上に太いタイヤを履くのが定番になっています。
その理由のひとつがAVAILをはじめ、ロードバイクに油圧式ディスクブレーキが採用されたこと。その強力なブレーキ性能を路面にしっかり伝えるタイヤが必要になった点があります。合わせてホイール自体やフレームも、太いタイヤで軽快に走ることを想定した設計になっています。
また、タイヤ単体でみますと、チューブレス仕様が標準化されたことも大きな変化です。従来のタイヤ+チューブを使用するクリンチャータイプの場合。タイヤを太くすると、その中のチューブも太いものを使用する必要がありました。その際、タイヤを太くすることで得られるクッション性やグリップ力、安定性の向上といった利点よりも、走りの軽快さを犠牲にする重量増がネックになっていました。
チューブを必要としないチューブレスタイヤでは、太いタイヤを装着しても先述のような影響をさほど受けずに、軽快な走りと快適性を両立することが可能となりました。
さらにチューブが無い=パンクの要因がひとつ無くなることもポイントです。※主にリム打ちパンクなど
本来はタイヤが太くなるほど充填する空気圧も低めにするのですが、チューブ入りのクリンチャータイヤは段差によるリム打ちパンクを避けるため、多くの方が空気圧を高めに調整しがちです。それではせっかくの太めなタイヤも性能をしっかり発揮できません。その点、チューブレスタイヤはリム打ちパンクのリスクが少なくなるため、太めのタイヤに最適な低い空気圧セッティングを運用しやすくなります。
これらの快適性を高める要素に加えて、Livのロードバイクはフレームの剛性、乗車姿勢や走行安定性に関わるジオメトリー設計のほか。
ハンドルやサドル、クランクといった部品についても、女性サイクリストのフィジカル、運動力学をもとに構成されています。
このあたりは実際に乗ってみると「なるほど~」ってなりますよ!
新型AVAILの実走インプレッションについては、佐藤店長のブログ作成を今しばらくお待ち頂きまして。
【スタッフのサイクリング】快適で速いDEFYに乗ってしまなみ海道弾丸往復してみました
同じタイミングで新型になったGIANTのエンデュランスロードDEFYの実走インプレッションでよろしければ、こちらをご覧いただけますと幸いです。
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