ジャイアントストア今治

»トップへ

【豆知識】CADEX AMP 3Dの入荷は7月ですがサドルの調整をしてみませんか?2025年4月29日

こんにちは。今治店スタッフの川村です。数年前より他ブランドの製品にて採用されてきました3Dプリンターを活用したサドル。同種の製造技術を用いたサドルが、満を持してCADEXより登場しました。

CADEX AMP 3D

¥59,400(税込)

「独自のジャイロイド3Dプリントテクノロジーによって生み出された、わずか147gの軽さで究極の快適性を実現」「軽さ、快適性、サポート力を兼ね備えた、次世代の3Dプリントサドルがここに誕生」という、きっと新製品好きの琴線をビンビンに刺激する製品です。なお、今治店への初回入荷は7月下旬を予定しておりまして、当然ながら現在は新規お取り寄せ分も欠品しております。ほかのジャイアントストアのSNSなどでは、既に初回入荷したとのお知らせも散見されておりますが…。国内への初回入荷数が少なかったのでしょうね。

さてさて。そんなCADEX AMP 3Dサドルの製品ページをご覧いただきますと、前記述のほかに次のような紹介がございます。

「特徴的なリアカーブが坐骨をしっかりサポートし、急角度のサイドカーブがペダリングスペースを広げ、より効率的なペダリングを可能にします」

ずばり、今回はここにフォーカス致しまして、今よりも快適に効率よく走るためのサドル位置調整についてご紹介します。完成車をご購入いただいた後、納車時にサドルの高さだけ調整してそのまま乗っているという方、またはサドル単体を購入してとりあえず乗っているという方。参考にして頂けますと幸いです。

ひと言でサドルと申し上げましても、その形状はもちろんのこと、価格や性能面も多種多様な製品があります。そこで、座面の形状を横から観察しますと、大きく2つのタイプに分けることができます。

◇ 前端と中心、後端を結ぶラインがフラット或いは限りなくフラットに近いタイプ

◇ 前端と中心、後端を結ぶラインのうち、後方がカーブしているタイプ

みなさまが使用するサドルはどちらのタイプでしょうか?

車体にサドルを装着する場合。

・高さ
・前後位置
・角度

これら3点を調整しながら取り付けを行います。そして今回のお話でポイントとなるのが「角度」です。

座面がほぼ平なサドルの場合。おおよそ真ん中のあたりを基準にして角度調整します。こんな感じで水平器を置いて、角度調整を行う場面をご覧になられたこともあるでしょう。なお、今回はこのタイプの角度調整については割愛させていただきます。

対しまして後方がカーブしているサドルの場合。しっかりとサドルの中央付近に座ったとき、カーブの部分にちょうど臀部(坐骨)がフィットします。そのため、ここの角度をしっかりと合わせることが非常に大切です。基本的には乗車姿勢、ハンドルとサドルの位置関係をもとに調整します。

ハンドルとサドルの高低差が大きく、深い前傾姿勢をとるセッティングが施されているバイクの場合。サドル後方のカーブを立てた状態にすることで、身体を前方へ深く屈めたポジションをとったときに、腰まわりの窮屈さ軽減するほか、クランクの高い位置からしっかり押し出すペダリングが意識しやすくなります。なお、このときに角度をあまり立て過ぎてしまうと、人によっては走行中にお尻が前方へ滑りやすくなりますのでご注意を。

これらを踏まえた上で、ちょうどいい角度に調整するコツといたしましては….

・上死点からペダルを踏み出す際、座面がお尻がフィットする
・走行中お尻が前方へ滑り落ちない角度

この2つのバランスが良いところを探ります。

また、ハンドルとサドルの高低差が少ない。もしくは両方を結ぶラインが地面に対してほぼ水平という場合。サドル後方のカーブは「立てる」→「倒す」という方向に調整するのもありです。いわゆるサドル全体を「前上がり」にするセッティングですね。この場合も一度に極端な調整は行わず、走行を繰り返しながら微調整をするのがポイントです。

【ちなみにスタッフ川村の場合】

ここ数年、CADEX BOOSTサドルを使用している私ですが、久しぶりに取り付け角度の再調整を行いました。その理由は「搭載コンポーネント組み替えによるポジションの変化」です。

昨年まで使用していた旧式SRAMコンポーネントの場合。太く短いブラケット形状のため、ブラケット上部に手を添えた際の握り具合が浅めになります。

なお、最新のSRAM e-Tap AXSレバーは、ブラケット上部を深く握りやすい形状に変更されています。

これに対しまして、より細身なブラケット形状を採用しているシマノDi2用STIレバーの場合。ブラケット上部に手を添えたときの握り位置はかなり深めになります。握りの感覚としましては、旧SRAMレバーの時と比較してステムを10㎜程度長くしたような印象です。その影響でしょうか。しっかりペダルを踏み込んで走行している際は、以前より深い前傾姿勢を多用する機会が増えました。そのときの感覚に合わせて、僅かですがサドルの角度を変更しつつ、サドル前後位置も3㎜ほど移動してみました。

◇ ビフォー

◇ アフター

ざっくりとした内容になりましたが如何だったでしょうか。好みのサドルのセッティングは乗る人によって千差万別ですが、何かの機会に今回のお話も思い出して頂けますと幸いです。

ジャイアントストア今治

―ジャイアントストア今治ではFacebookInstagramでも情報を発信しています―
普段ブログではお伝えしきれない、日常の店舗風景や、
スタッフのRIDE LIFEなどもUPしていますので、ぜひご覧下さい♪