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【スタッフのサイクリング】空と山とトンネルを目指すロングライド2022年7月2日

エースパイロットにして海軍大佐の活躍に感動して、

4DXとIMAXの2回、映画館に足を運んでおります。

こんにちは。今治店スタッフの川村です。

映画の熱いシナリオに心を震わせられた私。

今年の夏は猛暑に負けず、ロングライドに行こうじゃないか!

ということで、今週も行って参りました。

今回の目的地はこちら。

愛媛県と高知県の境にあるトンネル。

標高1100mに位置する「寒風山隧道」

一般道として日本最長5432mの寒風山トンネルが開通以降、

ローカルでは旧寒風山トンネルとも呼ばれいるそう。

昨年、何度かUFOラインに訪れた際は、

愛媛県側からこの寒風山隧道が通行止めでした。

ようやく通行止めが解除されたとの情報を得まして、

走りに出かけてみた次第です。

家で猫と戯れ、スパイなファミリーと孔明を観ておりましたら、

うっかり出遅れました…。

午後1時半スタートで日差しも気温も上昇中。

今回も道中のオーバーヒート対策は徹底します。

首元には日焼け止めをしっかり塗り、

アームカバーは必需品です。

普通のサイクリングボトルを2本装備して、

1本には電解質を含むドリンクを補充していきます。

もう1本は「水」専用にしております。

水は身体にかけて体温上昇を抑える為に使用します。

前回と同じく、冷凍ドリンクをコンビニで購入し、

ジャージの中に入れてクーリングシステムを発動。

今回もエナジードリンクを注入します。

運動せずに飲むと気になるカロリー&糖分摂取量ですが、

過酷な環境下でのロングライドになりますと、

この程度はあっさりと消費します。

サイクルキャップは被る前に冷水で濡らすと、

気化熱を利用して頭部の温度上昇を抑制できます。

冷静さを維持する為にもクールダウンは大切です。

判断力の低下は落車や事故の原因になるほか、

身体の異常に気付きにくくなる要因になります。

【ここでちょっと豆知識】

暑さ対策とは別の取り組みになりますが、

普段から私が意識して行っているのがこちら。

わかりますでしょうか?

停止の際、殆どのサイクリストは、

左足を着くことが定石になっています。

この理由については諸説ありますが、

「道路左寄りで停止する際、右側にはクルマがいるから」

というものをよく耳にします。

でも、私自身が自動車を運転する際に考えてみますと、

赤信号や一時停止の場面で自転車と適切な車間距離があれば、

どちらの足を着いていても、見た目に大差は無いんですよね。

しかも、ビンディング着脱で焦る(立ちごけする)ような場面。

大体が着脱をしていない右足側ではないでしょうか?

その理由は一つ。

無意識のうちに左足のペダル着脱に慣れてしまった結果、

右足側の熟練度が足りず、動作が間に合わないからなんです。

これ、中級者以上でビンディングに慣れている方ほど、

意外と難しかったりします。

そのため、最近は周囲の状況を見て、

ライド中に右足を着く機会を意識的に設けています。

両足でスムーズにビンディングの着脱ができると、

いざという瞬間に焦らずに済みますし、

乗りこなせている感がカッコいいじゃないですか。

そんなこんなで、やってきました『そらやま街道』

ここからはロングヒルクライムの始まりです。

と、その前にいつもの商店さんに寄り道して、

ボトルにドリンクを補充します。

「んぁ?どんだけ暑いねん…溶けてまうわ」

道幅がある国道区間は日陰が少なく、

ヒルクライムの負荷で体温も上昇します。

脚、腕、上半身に水をかけて、

踏み過ぎてオーバーヒートしないように。

橋の上から眺めるこの景色。

なんだか大佐が乗るF/A-18が飛んできそう!

脳内で劇中のBGMが再生されます。

このルートでは毎度おなじみ、

天然の冷たいやつでクールダウン!

新しいシューズMACHA PRO 2022は、

軽量で通気性もよく、ロングライドでも活躍中です。

寒風山トンネルの少し手前。

ここを左に進みます。

ここからが旧国道、酷道194号線区間。

高知県いの町側から登る定番ルートに比べて、

山と深い谷を眺めながら走るこちらのルート。

意外にも舗装状態は良好でして、

実はこちらの方がロードバイク向きだったりします。

いの町側からのルートは舗装も荒れ気味で、

ヘアピンカーブにグレーチングや段差があるんですよね。

途中の看板には194号線のおにぎりマーク。

かつての国道としての誇りと、

訪れる酷道好きへの粋な心遣いを感じさせます。

谷を挟んで眺める山々。

その雄大な雰囲気、まさしくエレガント。

聳え立つ山が迫ってきたところで、

今回の目的地、寒風山隧道が姿を見せてくれました。

延長945mのトンネル内部に照明は無く、

古い山岳トンネルではお決まりのウェットコンディション。

あたりには苔が生え、程よく伸びた草木も雰囲気を演出。

ひっそりと、それでいて雄大さを感じます。

ゆっくり、トンネル内の空気を味わいながら進むと、

その先は高知県。

UFOラインへ至る瓶ヶ森林道の起点、

標高1100mの寒風山登山口駐車場へ。

このままUFOラインまで登りたいテンションですが。

うっかり出遅れた為、この時点でもう午後5時。

UFOラインまで登っていきますと、

折り返して下りはじめるのが午後5時半頃。

ここはぐっと堪えて折り返すことに致します。

UFOラインはまた次回のお楽しみということで。

ありがとう寒風山隧道。ただいま愛媛県。

右へ左へ旋回しながら進む下りのワインディングは、

まさに渓谷を飛ぶあのシーンにも似た雰囲気。

国道194号線のダウンヒルでは、

映画冒頭、ダークスターに大佐が乗り込み、

マッハ10に挑む際のBGMが脳内再生。

低摩擦ハブと空力に優れるSLR1ホイールが、

至高の速度域へと導いてくれます。

あ、ちゃんと無事に帰ってきましたよ。(ネタバレ注意)

スタッフ川村:「ここはどこ?」

マロン君:「ちきゅう」

先ほどまで暑くて溶けそうになっていた看板犬マロン君も、

日が陰り、涼しくなったことで復活しておりました。

「すっっっごい視線を感じる」

「あげません!」

夕暮れ迫る田園エリアを抜けて今治を目指します。

本日は往復140km(ぐらい) のロングライドとなりました。

真夏のロングライドでは、

帰宅後、冷水シャワーなどで筋肉をアイシングして、

食事でしっかり栄養を補いましょう。

また、就寝前にストレッチを行うと、

翌日以降の筋疲労回復が早くなりますよ。

皆様もぜひお試し下さい。

それではまた次回のサイクリングで!

 

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