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誰もが通る道 お尻の痛み2019年11月22日

誰もが通る道 お尻の痛み

スポーツ自転車を乗る人たちの悩みで一番多いのは「お尻の痛み」問題です。

初心者からベテランの方まで多くのサイクリストが共通して抱えている問題だと思います。

今回の記事がそんな「お尻の痛み」問題解決のためのヒントになればと思います。

お尻の痛みの種類を探ろう

まず、あなたの痛みはお尻の何が痛いですか?

痛いのは皮膚ですか?骨ですか?それとも筋肉ですか?

多くの人は答えられないのではないでしょうか?自分のことなのに。

…ということで、まずは痛みの正体をさぐることから始めていきましょう。

皮膚の摩擦による痛み

痛みが出た時、その患部をじっくり目視してみましょう。

皮膚が赤くなって、ぶつぶつザラザラになっていたら皮膚の摩擦による痛みが疑われます。

この場合は摩擦を軽減してあげれば、痛みが減ります。

具体的には、摩擦を減らすようなクリームを使うことです。

専用品も出ていますが、ドラッグストアで市販されているワセリンでもいいかと思います。

僕(スタッフ新野)はこのタイプなので、ロングライドの時は、
毎回、小さな軟膏用ケースにワセリンを入れて携行しています。

なお、このタイプの場合、サドルはクッションが柔らかすぎると余計に摩擦が大きくなる可能性がありますので注意が必要です。

摩擦の原因のひとつは体毛にあることもあります。

僕が相談を受けた中にも除毛クリームを使って周囲の体毛を処理すると痛みがなくなったというケースも数例経験しています。

また、体格に対して、サドルが高すぎたり、クランク長が長すぎたりすることで
骨盤が無駄に動いてしまい、その結果、擦れているという方も多いです。

圧迫や衝撃による痛み

次に皮膚の摩擦ではなく、局所的な圧迫や衝撃で骨または軟部組織が痛い場合です。

この原因はいろいろ考えられますが、初心者の方に多いのは前傾姿勢が浅すぎるせいで
お尻への荷重が多くなってしまっているケースです。

「お尻が痛い」という人にハンドルとサドルの位置関係を調整して
前傾姿勢をちゃんと作ったら軽減したというのは、よくあることです。

本来、ハンドル・サドル・ペダルにバランスよく荷重しなければなりません。

どれかに偏っていると、痛みの原因になることが多いです。

もちろん、この他にもサドルの形状や硬さ、レーサーパンツのパッドとの相性の問題ってタイプの人もいらっしゃいます。

サドルだけが問題じゃない(…ことが多い)

以上のようにお尻の痛みは色々な原因があります。

単純にサドルを変えれば解決するという問題ではないことが大半です。

いろいろ自分でやってみたけどダメって人は、ご相談ください。

思いもよらない所に原因があるかもしれませんよ。