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チューブレスレディについて(製作中)2014年1月1日

チューブレスレディタイヤについて紹介・解説するページです。
(只今内容整理中/随時更新)

 

チューブレスとは「チューブが無い」

従来普及していた「クリンチャー」や「チューブド」と呼ばれるものは、タイヤ内部にチューブがあり、そのチューブが空気を気密していました。

チューブレス及びチューブレスレディタイヤはチューブがありません

タイヤのリムに接する部分を専用形状にし、チューブレスに関してはタイヤに気密性を持たせ、チューブレスレディはシーラントと言う液体を入れる事でチューブの無い状態を実現しています。

チューブが無くなることによるメリットは以下の通り。

  • チューブとタイヤの摩擦が無くなるため、漕ぎが軽い
  • チューブとタイヤの摩擦が無くなるため、速度低下が緩やか
  • チューブのゴム層が無くなるので、しなやかになり乗り心地が良い
  • チューブのゴム層が無くなるので、しなやかになりグリップとトラクションが向上
  • チューブが無くなるため、段差を受けた時のリム打ちパンク率が低下する。
  • 軽度なパンクはシーラントが修復してくれる
  • もしシーラントで塞げない穴が空いても、エア抜けが遅いので安全に停車できる。

つまり、チューブドタイヤと比べてタイヤに求める性能が全て向上すると言う事です。

※音声あります。

 

 

「レディ」とは

チューブがないタイヤには
「チューブレスタイヤ」

「チューブレスレディ」
の2種類があります。

チューブレスタイヤとは、タイヤ自体が空気を気密できるようになっているものです。
タイヤが空気を保持できるのでチューブが要らない。
さらに、ホイールに密着するビード部分が専用の形状になっており、タイヤとホイールの境目からも空気が漏れないようになっています。

そして、チューブレス“レディ”とは準チューブレスのようなもので、ビードは専用形状ですが基本的にタイヤは気密性を持ちません。
シーラント液をタイヤに注ぎ込むことで気密性を得るのが「チューブレスレディタイヤ」です。

(GIANTのチューブレスレディタイヤには気密膜があります)

 

シーラント液とは

シーラント液はタイヤの気密性を向上させるために、あるいはパンクの穴を塞ぐために注入する液体です。

2020年現在様々なシーラントが登場していますが、主にラテックス系と繊維系の2つ。

パンクの穴を塞ぐ様子はコチラの動画をご覧ください。
※音声あります

 

とはいえ、100%直るものではありません。

パンク時の補修方法

針が刺さるような丸い穴はシーラントがおおよそ塞ぎますが、ガラス片などがめり込む“裂傷”は塞がりにくいですこれは、走行のタイヤのしなりで広がったりと変形するためです。

ただ、100psiなど常用空気圧では無理でも80…70…60…と圧が下がった状態なら塞がると言う事もありますので、なかなか空気漏れが止まらない時は空いた穴を下にして少し様子を見ます

穴が塞がらない、もしくは塞がっても空気圧が低過ぎて走れないと言う場合には以下に紹介するいずれかの方法で補修します。

▼チューブを装着する方法

▼ロードバイクなどスリックタイヤ

▼マウンテンバイクなどブロックタイヤ

▼スタンズ社「ダートツール」を使用した補修方法★オススメ

チューブを装着する際は、シーラント剤が溢れ出るため手が汚れます。
ドラッグストアやホームセンターで販売されている「ゴム手袋」などを携帯キットに入れておくと良いです。
(ニトリルゴム手袋がおすすめ)
また、エア漏れが遅い事を利用して、コンビニ・道の駅・公園・公衆トイレや川沿いなどの手を洗える場所まで、空気を追い足しながら移動するのも1つの手段です。

補修キットを使ったタイヤは、次回走行までに交換をしてください。

 

バルブがシーラントで塞がるトラブル

シーラントを使用しているとチューブレスバルブはいずれシーラントで塞がります。

度重なる空気の出入りでシーラントがバルブに詰まってしまい、バルブの先端を緩めることができなくなったり空気が入りにくくなったりします。

まず普段のご使用において

  • 保管時はバルブが真下になるようにしてください。
  • エア補充時はバルブを真横の少し下、4時か8時の位置にしてください。

シーラントは空気の素早い流れに反応して穴を塞ぐそうです。

なので、もし空気圧を下げるなどの目的でエアを抜く際には、バルブの先端を全て緩めるのではなく、半分程度にして緩やかにエアを抜くようにしてみてください。

噴き出た場合には、その場で拭き取っておいてください。

なお、詰まってしまったバルブコアは交換できます(¥180+税/個)
ご相談ください。

 

 

その他

ラテックス系シーラントの補充および交換時期は6ヶ月毎とメーカーが定めています。
ストア購入のバイクであれば、交換作業は無料で行っていますのでご相談ください。

また、パンク等でシーラントが流れ出た際は補充が必要な場合もあります。

ラテックス系シーラント剤にCO2ボンベの炭酸ガスを浴びせると、シーラントの寿命が短くなるとメーカーが案内しています。パンクなど緊急事以外のご使用はお控えください。

GIANTチューブレスレディタイヤ・GIANTホイールをご使用の方はGIANTの専用タイヤレバーをご使用ください。
他のタイヤレバーで脱着すると、リムやビードにダメージを与えてしまう恐れがあります。

 

ノーマルホイールやチューブドタイヤではチューブレスレディは厳禁です。
走行中にタイヤが外れ転倒する恐れがありますので、絶対にしないでください。

 

 

 

 

 

2018/05/30作成
2019/07/05文章整理