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【ヘルメット】 REV PRO ASIA MIPS と豆知識2020年10月29日

「1つの物を丁寧に使い続ける」これはとても大切なことです。

昔から、大切に使い続けられた物には魂が宿るとも言われています。

ですが。

ものによっては、安全性を保つ期限があることもご存知でしょうか。

サイクリング用ヘルメットもその1つです。

ときどき、

「このヘルメット10年以上愛用しているんだよ」

というお客様がいらっしゃることもあります。

その際にヘルメットを拝見させて頂くと、

もれなく次の状態になっています。

その①

内側の素材が経年劣化による硬化でカッチカチ。

こちらの写真は2015年製造のヘルメット。

軽く触れるだけでも分かる程、硬化が進行しています。

これが「10年もの」となると、

釘を打てそうなぐらい硬くなっている事もあります。

くれぐれも、

「硬い=頑丈になった」なんて思わないように。

ヘルメットは衝撃を受けた際に凹んだり、

割れたりすることで、その衝撃を吸収します。

使う環境や保管状態などで差もありますが、

衝撃吸収素材は時間の経過とともに劣化します。

硬化したヘルメットは保護機能を100%発揮できなくなります。

サイクリング用ヘルメットの寿命は約3年です。

製品によっては内側に製造時期が記載されています。

この写真のヘルメットの場合はNov.11→2015年11月です。

いつ購入したかな?という方は、ぜひともご確認を。

 

その②

アウターシェル(外側の硬い部分)が剥離している。

ヘルメットは外部からの衝撃を受けた際に、

内側の素材が凹むことで衝撃吸収します。

その際、外側の硬い部分は剥離します。

接着剤などで修理してはいけません。

 

その③

気がつかないうちに亀裂が入っている。

転倒をしたり、ぶつけた経験が無い場合でも、

うっかり落とした際に亀裂が入ることもあります。

その為、なるべく丁寧に扱いましょう。

もちろん修理はできません。

 

ここまでお読みいただいて、

「そろそろヘルメットの交換時期だな」という方にも。

当社の新作ヘルメットをご紹介します。

REV PRO ASIA MIPS

¥26,000(税抜価格)

今回、今治店にはマットシルバーのMサイズが入荷しました。

 

このヘルメットの特徴を一言で表しますと、

「良いとこ取り」

 

近年、より高機能化が進むヘルメットには、

【通気性】【軽量性】【空気抵抗の低減】【安全性】

という4つの要素を求められる傾向にあります。

この数年間。GIANTでは2種類のヘルメットが、

本格派向けモデルとして展開されてきました。

REV

(2021年モデルも継続)

低速走行時でも優れた通気性と、

軽さによる快適性を実感できる。

オーソドックスな形状を採用したモデルです。

 

PURSUIT

(2020年モデルで販売終了)

空気抵抗の少なさを追求し、

高速走行時には優れた通気性も実感できる。

高速化するロードレースを想定したモデルです。

2020年モデルで販売は終了しましたが、

今年の海外プロロードレースでも、

GIANTが機材供給をするCCCの選手達が使用していました。

この写真だけみると、

CCCの選手の中ではPURSUITの装着率が高いですね。

 

新登場のREV PROは、この2タイプの特徴を融合。

ヘルメット内部に風が入り難い低速走行でも涼しく、

高速走行時の空気抵抗も減らし、

長時間被っても疲れにくい。

複数の要素を1つのヘルメットに平均的に集約。

(ただ、REVより多少重量が増した点は残念)

空力を重視した外観は従来のREVよりも丸くなり、

被り心地も少し深めになりました。

内側の構造はエアロヘルメットのPURSUITと同じく、

前方通気孔から後部の通気孔まで深い溝を設けることで、

風を積極的に通過させる仕組みになっています。

 

サイズ展開はS・M・Lの3種類

ベーシックモデルは4色展開です。

 

 

そしてもう1色。

カメレオンブルーを施したTCR LIMITED EDITION

なお、このモデルのみ¥27,000(税抜価格)となっております。

 

新車購入の際や、ヘルメット買い替えの際など。

ぜひ如何でしょうか。

 

ジャイアント/リブストア今治