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ヘルメットの快適さを比べてみました。前編2021年1月23日

安全の為に被って頂きたいサイクリング用ヘルメット。

転倒時、頭部への衝撃を軽減する機能に加えて、

重量の軽さや通気性といった快適性の向上。

さらには空気抵抗を考慮した製品も登場しています。

GIANTも価格やデザインが異なるヘルメットを展開しますが、

その使用感、とくに快適性はどの程度違うのでしょうか?

気になりますよね。

 

そこで。

価格¥6000の入門グレードから、

¥26000の最高グレードまで。

GIANTのヘルメットから4モデルを選択。

着用時の快適性に関わる要素としまして、

・重量

・通気性

この2つをちょっとした方法も交えながら比較します。

 

まずは使用するヘルメットについてご紹介します。

・REV ASIA MIPS

 

 

¥17,000(税抜価格)

重量:260g

今回、比較する中で最も軽いヘルメットです。

20個の通気孔を備えることで、

非常に優れた通気性と軽量性を実現したREV ASIA

そこにMIPSという頭部保護機能を追加したモデルが、

REV ASIA MIPSです。

MIPSって何?という方は、

こちらをチェック👉BRAIN PROTECTION SYSTEM

MIPSの構造上、未搭載のREVに比較すると、

頭部に風が当たりにくくなった感はありますが、

それでも十分な通気性を体感できます。

MIPSプレート単体の重量が20g程ある影響で、

このMIPS搭載モデルは未搭載モデルよりも重量が増します。

・REV ASIA→230g(Mサイズ)

・REV ASIA MIPS→260g(Mサイズ)

少しでも軽い機材を好む場合にはREV AISA

一層の安全性を求めるならREV AISA MIPS

といった選択ができます。

 

・REV PRO ASIA MIPS

¥26,000(税抜価格)

重量:270g

REV ASIA MIPSの進化版。

【通気性・空気抵抗の軽減・軽さ】

3つのバランスを追求した新登場の最上位モデルです。

REV ASIA MIPSよりも重くなった点は気になりますが、

CFD解析によって空気抵抗と通気性という、

エアロダイナミクス要素を追求したヘルメットです。

これまでの当社最上位モデルに対して、

価格が1万円ほどアップした最高級モデル。

そもそも。

今回のお話のキッカケはこのREV PROです。

発売後、当店スタッフの川村と小笠原は、

昨年の秋から数カ月間、REV PROを使用してきました。

その2人の感想の1つが、

「予想していたよりも涼しくない気がする」

というものでした。

つまり、

その価格がゆえに性能への期待値も高かったのです。

そこで。

「他のヘルメットと比べてみよう!」

となった次第です。

 

・COMPEL AISA MIPS

¥6,500(税抜価格)

重量:345g

今回比較をした中で最も重量があり、

価格をグッと抑えたモデルです。

街乗りからサイクリングまで、

扱い易いシンプルなデザインが特徴です。

「街乗りに本格的な見た目はちょっと」

という方におすすめのヘルメット。

なんと。

このお値段で上位モデルと同じMIPSも搭載しています。

付属するバイザー(ツバの部分)は着脱も可能です。

このバイザー。

今回の検証がきっかけで気付いたのですが、

通気性にもちょっとした効果を発揮します。

それについては後編で。

 

番外編としましてもう1種類。

現行のラインナップからではないのですが、

今シーズンも機材供給チーム内で装着率の高かった、

本格派向けエアロモデル。

・PURSUIT ASIA

¥19,000(税抜価格)販売終了

重量:245g

エアロロードバイクPROPELと同時期に、

ACE社(フランスにある風洞実験研究施設)協力のもと、

風洞実験とCFD解析を駆使して生まれたモデルです。

スタッフ川村もREVシリーズと共に使用してきましたが、

高速走行時に内部の風抜けが抜群に良く、

ヘルメット周辺に感じる風の乱れも少ない印象を受けました。

その独特な見た目に反して意外と軽量な点も、

選手たちが好んで使用していた理由なのかもしれません。

このPURSUITと従来のREVシリーズが、

新型REV PROの開発に貢献しているそうです。

 

後編では4つのヘルメットを使用して、

ちょっとした方法で走行中の通気性を比較します。

 

 

 

ジャイアント/リブストア今治