ジャイアントストア今治
【梅雨時ぷちコラム】スポーツバイクってどれぐらい乗れるの?①2019年7月1日
梅雨入りするとサイクリングに行けない日も増えますよねぇ。
そんな雨の日のちょっとしたお時間に、
この【梅雨時ぷちコラム】を読んで頂ければ幸いです。
高額なスポーツバイクをご購入頂く際、
車体の走行性能以外にも【気になる事】があります。
それは「何年ぐらい乗れるのか?」という事です。
そこで、
車体の耐久性や寿命について、今回は少しだけお話します。
特にカーボンフレームの車体については、
店頭でも頻繁にご質問を頂いています。
カーボンフレームはどれぐらいの期間乗れるのか?
webサイトはもちろん、自転車情報雑誌でも、
時々取り上げれているテーマですね。
カーボンフレームやカーボンバイクなど、
その呼び方は色々ございますが、
正確にはカーボンコンポジットフレームと呼びます。
カーボン=炭素
コンポジット=複合材料
材料としては、炭素繊維強化プラスチックともいいます。
その名前の通り、
カーボンフレームとは言っても100%炭素ではなく、
(炭素のみで作られるものはダイヤモンドなど)
炭素とそれ以外の素材を複合して作った細い原糸を、
シート状に編み、それを何枚も重ねて…
といった工程を経て、フレームになります。
複雑な工程の為、ここでは省略させて頂きますが、
宜しければ、こちらのGIANT公式動画(約4分間)をどうぞ!
その使い方によっては鉄よりも強く、非常に軽量なカーボン。
様々なデザインのフレーム形状と軽量性を両立し、
用途に合わせて走行特性もコントロール可能な、
非常に優れた素材です。
さらに、
走行などで繰り返し力が加わる事により、
徐々に材料強度が低下する疲労破壊が、
アルミや鉄と比較して非常に少ないのも特徴です。
※長期的にみると複合材の樹脂類が劣化します。
ですが、
カーボンは外部からの強い打撃には弱いという特徴がある為、
長期間を乗っていて大丈夫?と心配をされる方も多いです。
確かに、
フレームよりも硬い物を強くぶつけたりすると、
フレームが損傷してしまう事もあります。
極端な例では、ロードバイクを自動車に積載する際、
タイヤがはみ出たままドアを強く締めて…バキ!(涙)
なんてお話も聞いた事もあります。
(その場合はアルミフレームでも曲がります!)
このような不注意も含めて、
車体の取り扱い方に少しだけ気をつけて頂ければ、
素材の特性上、非常に長く乗り続ける事も出来るのが、
カーボンフレームです。
走行時に路面から伝わる振動や、
段差を通過する程度の衝撃は全く問題ありません。
もちろん乗る方の体重や走り方で、フレームの負担は変化します。
そういった事も踏まえた上で、
次回は、スタッフが所有するカーボンバイク走行歴をご紹介します。
次回👉【梅雨時ぷちコラム】
スポーツバイクはどれぐらい乗れるの? ②