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【クロスバイク】Eバイクじゃなくても、い〜じゃない?2019年12月21日

こんにちは。今治店スタッフの川村です。

いきなりのダジャレからはじまった今回。

これは、

登り坂→辛い→Eバイクに乗る。

という時代の流れに立ち向かう、

とある2人の挑戦の記録です。

 

電動モーターを搭載するEバイクは、

近年は舗装路用から未舗装路用まで、

幅広い車種が登場しています。

サイクリングのために設計された車体と、

ハイパワーモーター+大容量バッテリーで、

乗る方の体力を問わず、

きつい登り坂や長距離も走力を可能とする。

最先端のスポーツバイクです。

その性能と可能性は魅力的ではありますが、

そこに別の思いを抱く方もいます。

 

例えば。

「電動アシスト付き自転車に乗って坂を登った。」

というお話を聞くと、

「やっぱり電動って凄いんだね!」

という言葉とは裏腹に、

心の中で「燻る何かを感じる」という方。

意外と多いのではないでしょか。

坂道も長距離も、

「やっぱり自分の力で挑戦をしたい。」

その素直な気持ちも、

サイクリングを楽しむ為にとても大切です。

そんな気持ちを抱くお客様と当店のスタッフが、

しまなみ海道の有名スポット。

亀老山の登り坂に初挑戦しました。

まずはお客様のプロフィールをご紹介。

本格的にサイクリングを始めて1年。

70歳から走り始めて、

最初は10kmを走るのがキツかったものの、

コツコツと走行距離を伸ばして…なんと!

約半年後にはしまなみ海道の往復150kmを走破。

サイクルコンピュータを取り付けた事も、

走行距離を伸ばすきっかけになったそうです。

そして、

長い坂道を登る為のコツもアドバイスをさせて頂き、

この日に向けて練習を続けてこられました。

なんと今回。本番に向けて、

原付バイクでコースの下見もされたそう。

愛車はクロスバイクのESCAPE RX3です。

 

そして挑戦者はもう1人。

今治店スタッフの小笠原です。

ゲーム好きでインドア派の22歳。

「どちらかといえばEバイクで登りたい…。」

と内心では言いつつも、

実はアブローラーでこっそり体幹トレーニングをする、

とても真面目なスタッフです。

軽量カーボンホイールでカスタマイズされた、

TCR ADVANCEDが愛車です。

先頭はスタッフ南。

後方を私、スタッフ川村がサポートします。

まず、挑戦をする前に確認した事があります。

それは、

今回の目標は亀老山の頂上に、

ペダルを漕いでたどり着くということ。

速さを競う必要はありません。

マラソンで言えば、

タイムを更新することではなくて、

完走を目的に余裕をもって走るという事です。

予め、お2人に走り方としてアドバイスさせて頂いたこと。

それは、

「とにかくゆっくり、ゆっくり、

フラつかないギリギリのスピードでペダルを漕ぐ。」

という事。

その為には、

ペダルを漕ぐ脚の感覚が軽すぎず、重すぎない、

自分が1番漕ぎやすいと感じるギアを選ぶ必要があります。

「坂道はいつも一杯一杯になってしまう。」

という方は、

これを繰り返し練習する事が完走への近道です。

ときどき、左右に蛇行しながら登る方を見かけますが、

亀老山などの山道は見通しも悪く、大変危険です。

走るコツを掴んで、

坂道を真っ直ぐ登れるようになりましょう!

よしうみいきいき館をスタートして、

身体も適度に温まってきた頃、亀老山入り口へ到着。

ここから本日の挑戦がはじまります。

林道区間に入って早速、勾配10%の区間が現れます。

この日、複数人で走る事も初めてのお客様。

周りに別の人が走っていると、

自分のペースを忘れそうになりますが、

「ゆっくり、真っ直ぐ」を合言葉にペダルを漕ぎます。

クロスバイクはギア比の構成が軽めの点と、

低速走行時の直進安定性が高い為、この走り方が向いています。

その一方。

夏のサイクリングでは、

登り坂で一杯一杯になっていたスタッフ小笠原も、

ペースを抑えて走る事で、会話をする余裕も見せます。

途中でジャケットを脱ぐ為にストップをしたものの、

驚くほどスムーズにペダルを漕ぐお客様。

多くの人がバイクを降りて歩いてしまう登り坂で、

冗談を交えた会話をする余裕さえあります。

残り500m

さあ、ここからが最後のキツイ区間です。

短いながらも勾配が15%を超える場所もある最終区間。

ここまで来たらあと少し!

ひと漕ぎひと漕ぎ、身体の感覚に集中して、

ゆっくり、ゆっくり、前へ進みます。

そして!

2人とも無事に完走をいたしました!

お互いの健闘を讃えて握手を交わします。

年齢性別を問わずに体験できるこの達成感こそ、

サイクリングを楽しむ方だけが知っている魅力です。

せっかくなので展望台にも登ってみましょう。

いや〜いい景色!真っ白です。

それでもいいんです!

登れた事が1番嬉しい!

晴れた日に、また登りましょう。

如何でしたか?

何事にも目標を持ってコツコツと。

サイクリングは、

日常生活にも通じる大切なことを教えてくれます。

きつい坂道。

Eバイクで楽々登るのも良いですが、

自分のペースで頑張って達成することも、

何かを見つけるきっかけになります。

 

ジャイアントストア今治は、

皆様のライドライフをサポート致します。

大切な愛車選びからメンテナンス。

レンタサイクルの御利用も。

皆様のご来店をスタッフ一同、

心よりお待ちしております。

 

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