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【スタッフのサイクリング】ひとりじゃないサイクリング2025年12月4日

こんにちは。今治店スタッフの川村です。今週の火曜日はしまなみ・ゆめしま海道を巡る145㎞のサイクリングに出かけてきました。

「明日松山から福山まで走ります」

きっかけは前夜に届いた知人からのメッセージでした。なお、これがもしも「一緒に走りましょう」とか、「待ってますよ~」とか、コミュ力高めのメッセージだったとしましたら、ものぐさで少々ツンデレ気質のわたしを釣ることは出来なかった可能性があります。そこんとこ、人の心理と誘い方をよく熟知しているなぁと感じさせてくれる知人というのがこちら。

当店のブログにもこれまでに何度かご登場いただきまして、最近はサイクリング情報雑誌やWebサイトなどでも見かける、北陸在住のサイクリングガイド兼クリエイター「Ryota」さんです。そんな彼とわたしがどんな関係なのかといいますと…

【スタッフのサイクリング】まだ行ったことの無い場所へサイクリング。

あるときは思い付きで出かけた四国の山奥で遭遇したり。

【スタッフのサイクリング】「北東に650kmか」ロングライドイベントに参加しました。

またある時には富山県の旨いものを食べさせてくれたり。

今回は九州での出張取材を終えて、自走にて東を目指す道すがら声をかけていただきました。そもそも、わたし自身も彼が発信する直近のSNS投稿を目にしていたので、「ゆっくりと自転車ほどのスピードで…」と喩えられる台風のような進路を辿りつつ、道中さまざまな人を巻き込みながら(もちろん良い意味です!)徐々に東へと進み、近日中にここ四国へ上陸するだろうと予想していたのですけども。

そして、この日は私のほかにもう一人。

季節はずれの台風…じゃなくてRyotaさんにご一緒したのが、松山方面にお住まいのお客様です。ちなみにお客様とわたしが知り合うきっかけとなったのがこれ。

【スタッフの勇気爆発ロングライド】 四国西南・無限大ライドに参加しましたDAY1

2024年3月に走った四国西南・無限大ライド。このときミニベロを駆るわたしの姿を覚えていてくださり、後日偶然にもしまなみ海道沿いにあるお好み焼き屋さんで再開したわけですが。なんとなんと。じつはRyotaさんともGIANTの台湾一周サイクリングで一緒に走っていたという、とても偶然とは思えない繋がりを持つ3人だったりします。

この日はRyotaさんの粋な計らいにより、わたしはサプライズ登場を決め込むことに。

「そろそろ来るかな?」

来島海峡大橋を渡った先、大島にてストレッチをしながら待ち伏せをするわたし。ふと、目線を下へ向けると…

「あっ、左足の靴下が表裏逆だ」

そんなこんなで靴下を履きなおそうとしていたところにお二人が到着。うまいことサプライズ登場を成功させまして、Ryotaさんを見送るために向島の渡船乗り場まで出発です。

今年も春から秋にかけて、レンタサイクルに乗る観光客の姿が絶えることのなかったしまなみ海道。そんな2025年も気づけば12月ということで、しまなみ海道もその辺のいたるところに色鮮やかな柑橘類が実る、瀬戸内海らしさ全開の季節となりました。

※イメージ

それと同時に、観光地として見るとアウトドア系アクティビティーが人気のしまなみ海道にとって、冬はつかの間の静寂さが訪れる季節でもあります。先月まではレンタサイクルに乗る観光客、とくにインバウンドの方々で毎日賑わいを見せておりましたが、この日は気温19℃でポカポカ陽気の割にその姿をほとんど見かけず。

わかりやすいほどのオフシーズン感が漂っています。この静寂さがむしろ快適にさえ感じてしまうのは、ローカルサイクリストの性なのでしょうけど、レンタサイクルを取り扱う今治店スタッフとしては、そこは一応複雑な心境であると付け加えておきましょう。

さてさて、今回の3人。じつはそれぞれの年齢が30、40、50代ということで、まさに日本のサイクリスト人口のうち最も濃い部分を切り取ったメンバーとなりました。そんなサイクリストとして熟成した3人で基本はまったりと、ときどき先頭をローテーションしてペースを上げつつ走ります。なお、この日はRyotaさんのご希望でゆめしま海道を経由することになっていたのですが、生口島から岩城島へ渡るフェリーに乗れるかどうかという場面ではペースアップ。が、結局のところあと30秒ほど間に合わず。ここでハリウット映画ばりのジャンプを決めたら、トムクルーズのごとくさっそうと飛び乗ることもできたでしょう。やりませんけど。

しまなみ海道からフェリーで渡った先にあるゆめしま海道。ここも10月に訪れた際はレンタサイクルに乗る観光客を沢山みかけましたが、その姿はどこへやら。

立地的にもともとゆっくりとした島時間を満喫できるエリアではありますが、冬になるとその様相がより一層強くなります。冬はまったりサイクリングしたり、キャンプなどをする人にもぜひお薦めです。

Ryotaさんにぜひとも通って欲しかった岩城橋を渡りまして、生名島と佐島を経由して弓削島に上陸です。

この近辺にはいつもおしゃれなヨットが停泊しています。

当初の予定はここで折り返して、生名島から因島へフェリーで渡る予定でしたが、わたしの希望で弓削島にあるkichen313さんに寄り道させていただくことに。

いやね、休日とはいえ朝から1人で家を出てきた手前、夕方に丸腰で帰宅するのは是が非でも避けたかったわけですよ。まあそれは半分冗談ですが、お店にて季節限定の逸品とお土産にベーグルを4つ購入しました。ひとつは食べましたけど。

クリームチーズと柿のサンド。これ、めちゃくちゃ美味しい!

お土産のベーグルでハンドルバーバッグがはち切れそうです。というか、すでにチャックの調子がすこぶる悪かったんですけどね。

そういえば以前に伺ったお話によりますと、この歴史ある建物にもベーグルやパンのおいしさの秘密があるとか。

これまでに食べたことがないという、もちもち食感のベーグルにRyotaさんもご満足していただけた様子です。

Kichen313のすぐ目の前にある上弓削港からジャストタイミングでフェリーに乗ることが出来た為、因島の家老渡港から再びしまなみ海道へ戻ります。と、ここで地元のおかあさんから「どこから来たの?」という、しまなみ海道サイクリングあるあるのお声掛けが!

いつもであれば「えぇーと、今治です…」という、距離感がビミョーであまりご期待に添えていない回答しかできませんが。おかあさん、今日の回答は一味違うぜ! なんせこちとら「富山県からです」「なんなら九州の熊本からチャリできた」という最強のカードがありますもん。完全なる他力本願とはいえ、そりゃ話だって盛り上がりますよ。とりあえず、おかあさんから聞いた一番の話題は、ぴっちぴち20代のお孫さんがイケメンですごく優しいということ。ちくしょう、なぜか悔しいぜ。

因島でもRyotaさんのお知り合いとお会いする予定でしたが、どうやら先方はすでに待機中とのこと。ここで再びペースアップをしつつ、因島の外周ルートを走り抜け、無事に落ち合うことができました。

いつみてもかっこいい因島大橋のトラス構造。

今治から来るとしまなみ海道ラストの島。向島ではアイス屋さんに立ち寄るもお休み。いや私、火曜日はお休みだと知っていたのですけどね。それじゃあサイダー飲もうぜってことで港近くの後藤鉱泉所に行くも、こちらもまさかのお休み。

なお、そのすぐ近くにある創業100年の住田製パン所にてサイダーをゲットすることができます。この季節もライド中に飲む冷たい炭酸はうまい! ごちそうさまでした。さて、お腹も空いたことですし、どこかいいお店ないかな…

ハッ!それじゃあ台湾料理屋とかどうですか?

【スタッフのサイクリング】果たして好奇心は身を亡ぼすのか?~初心者のしまなみ海道往復サイクリング~

10月に出かけた当店スタッフのしまなみ往復サイクリングにてはじめて入ったお店。あのコスパ最強ボリューム無敵ランチをお二人にぜひ味わっていただきたい。

ということでさっそくお店へ。

私はニンニクの芽と野菜とホルモン炒めランチセット、そこに+100円で大盛ごはんを召喚。

そしてそして。前回は写真にてご紹介することができなかった、+200円で卵スープがフルサイズラーメンにワープ進化した姿がこちらでございます。この超ボリュームでなんと1000円。といいますか、油淋鶏のボリュームもなんか可笑しいぞ(幸腹) お二人ともリーズナブル且つ盛り盛りランチにご満足していただけたご様子。

そんなこんなで、向島の渡船乗り場にてRyotaさんをお見送り。改めまして、この日は誘っていただきありがとうございました。帰りはお客様と二人で沈む夕陽を追いかけながらペダルを回し、無事に帰ってまいりました。何度でも言います! 素敵な1日をありがとうございました。あっ、そういえば帰りの写真が無くてすみません。

さて、今回もわたくし今治店スタッフの川村がお送りしましたが如何でしたでしょうか?

じわじわと蓄積していたダメージが10月末にリミットブレイクして以降、とにかく身体の不調続きで細い糸を手繰るような日々を送っていましたが、おかげさまでようやく回復の兆しが見えてきました。引き続きこの冬は身体のベース作りに励みつつ、まずは無事に年越しを迎えたいところです。こちらをご覧になられている皆様も、年末は何かと忙しい時期かと思います。日々の体調管理などに気を付けて、楽しいサイクルライフを送っていただけますと幸いです。それではまた次回のサイクリングで。

 

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