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『サイクリングしまなみ』へ向けて!スポーツ自転車に慣れよう2022年8月4日

『サイクリングしまなみ2022』へ向けた準備ブログ、
今回は「スポーツ自転車に慣れよう!編」です。

前回→オススメ自転車(コース別)https://giant-store.jp/imabari/bike/22461/

ママチャリの感覚とは全く異なるスポーツタイプの自転車。
より安全に楽しく乗車していただくために、ぜひ身に着けていただきたいテクニックをご紹介いたします。

以下5項目です。

1.発進・停止
2.まっすぐ走る(平地、坂道)
3.曲がる
4.変速方法
5.後ろを振り返る

それぞれのポイントを紹介する前に確認しておきたい所があります。
それは、
サドルの高さです。


適正な高さの目安は上記写真の通り、ペダルをいちばん下に持ってきて、サドルに座った状態でペダルにかかとを置いたとき、膝が伸び切る所と言われています。

【低すぎる例】(膝が曲がってしまっている)

【高すぎる例】(ペダルにかかとが乗せられない)

実際にこぐときの足の位置はペダルの真ん中に足裏の母指球(親指の付け根)が乗るイメージです。
 

 

【前過ぎる例】(つま先でこいでいる)

【後ろ過ぎる例】(土踏まずでこいでいる)

ペダルの真ん中に母指球が乗るように足を置くと、一番下にペダルが来ても、やや膝に余裕が出る状態になります。


スポーツサイクルに乗ることに慣れてきたら最終的には上記のような適正なサドルの高さにセッティングしたい所ですが、この高さではサドルに座った状態で足は地面にほぼ付きません。

これから紹介するテクニックを練習する際には、適宜サドルを下げて(地面に足がつく状態で)練習することをオススメいたします。

では、それぞれのポイントのご紹介です。

1.発進・停止
【またがりかた】

 
ママチャリとは違い、スポーツ自転車にまたがる際はまずブレーキを軽くかけ、足を後ろから回し、トップチューブにまたがります。この時点ではまだサドルに座りません
疲労が溜まってきた時など、自転車にまたがろうと思うもフラフラと前進してしまい転倒してしまうこともありますので、ブレーキをかけておく事はとても大事です!

【足を後ろから回しにくい場合】


車体を横に倒すとまたぎやすくなります。

【NG例】


ママチャリのように、またがる際にサドルの前から足を抜こうとすると、トップチューブに足が引っかかって転倒する危険性があります。

【発進】

 

15時の方向にペダルを持ち上げます。こぎだしながらサドルに座ります。

【停止】

 
お尻をサドルから外し、トップチューブにまたがるように停止します。

【NG例】


サドルに座ったまま足を着こうとすると、足が地面に届きずらいため転倒する危険性があります。また、この動きを繰り返すと足をつってしまうことがあります。

【停止前のワンポイント】


停止前にギアを1~2段軽くしておくと、次の走りだしが楽になりますのでお試しください。

どれも簡単な動作ではありますが、簡単な動作であるからこそママチャリの感覚のまま乗ろうとして転倒してしまう危険性が高いのがこの発進と停止です。
できるだけ早めにこれらの動作に慣れておくことを強く強くオススメします!

2.まっすぐ走る


道路を走っていると、大きく蛇行している訳ではなくても、なんだかフラフラしながら走っている自転車を見た事はありませんか?
実は、意外とご本人はフラフラしているという自覚が無いことが多いんです。

しかし、まっすぐ走れていないということはそれだけ車や周囲の人と接触するリスクが高まります
周りを何十人と囲まれながら走ることになるイベント走行でも特に大事なスキルとなります。

ご自身がまっすぐ走れているかの確認方法は簡単です。

【車道外側線(白線)の上からはみ出さずに走れること】です。

白線は滑る事もあるので、白線からつかず離れず走る方法も有効です。
(ちなみに、しまなみ海道サイクリングロードに引いてあるブルーラインは滑りにくい塗装になっているので、上を走る練習に便利ですよ)

平地でいつも走るスピードで問題なくできたら、次の4つも練習してみましょう。

・平地で限りなくゆっくりしたスピードで白線の上を走る
・登り坂で白線の上を走る
・走り出しからスピードに乗るまで白線の上を走る
・立ちこぎで白線の上を走る

特に信号待ちなどからのスタート時にふらつく方はとても多いので、ご自身が出来ることも大事ですが、イベント走行時に巻き込まれないようにお気をつけください。

3.曲がる


カーブを安全に曲がるためのポイントは3つあります。

【視線の位置】
【ペダルの位置】
【ライン取り】

です。

【視線の位置】


カーブを曲がるとき、視線はカーブの出口の先を見るようにして、体の向きをカーブに合わせて傾けます。


手前ばかりを見てしまうと、上手く曲がれません。

【ペダルの位置】

 
ペダルの位置は『地面に水平』か『曲がる方向に対して反対側の足を下に伸ばします』。
曲がる方向の足を下げると、ペダルが地面に当たり、転倒する可能性があります。カーブに入る前にしっかりと減速すれば、地面に水平のペダル位置でも十分に曲がることができます。

【ペダル位置NG例】

左カーブで左足を下げると地面にペダルが当たることも…

【ライン取り】


2の『まっすぐ走る』にも繋がりますが、カーブでももちろん車道の左寄りをキープし続けるように走りましょう。変に膨らんだりすると追い抜きの車や周囲の自転車と接触する危険性があります。膨らみ過ぎると、対向車と正面衝突も、、、

4.変速方法


変速に不慣れのままロングライドに出かけて、「ギアを重くしようと思ったら、軽くなった。」「軽くしようと思ったら、重くなった。」を繰り返すことで余計な疲労がたまったり、予期しない変速で転倒される方もいらっしゃいます。

ご自身の自転車の変速がどのように動くのか、何度も動かして試してみましょう!
特に前後に変速機がついている車体のフロントの変速を怖がるあまり一切触らない方もいらっしゃいますが、使った方がより楽に走れる事も多いので、ぜひお試しください。

5.後ろを振り返る

 
『前を走っていた自転車が急に停止した』『歩道を走っていた自転車が前触れもなく車道に出てきた』
冷やっとしますよね。

周囲を何十人にも囲まれながら走るイベント中に、前触れも無く停止したり、走行ラインを変えたりすると間違いなく衝突します。
普段の走行時も、止まりたい時や路上駐車を避ける時などは必ず『後ろを振り返って』周囲を確認しましょう!

後ろを振り返ってもふらつかないことも重要です。

片手を離せる方は、振り向きたい方向の手を放すと後ろを確認しやすくなります。
無理に片手運転する必要はないですが、今後ハンドサインを出したりなど、将来的には片手を放せた方がより安全に走ることができますので、ぜひ練習してみてください。

緊急時などで、周囲を確認したり、ハンドサインを出すこともままならない場合は
「「「  止まります!!!!  」」」などと声に出すと安心です。

 

以上が、安全に楽しくスポーツタイプの自転車に乗っていただくために、ぜひ身につけていただきたい5つのテクニックです。
どれも基本中の基本の動作ですが、まっすぐ走るなどは意外とできない方も多いので、この機会にぜひ練習してみてくださいませ。

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