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【スタッフのサイクリング】先に辿り着くのは自走かそれともクルマ+ライドか2024年11月29日

こんにちは。今治店スタッフの川村です。今治店が4日間のお休みを頂いている間に出掛けた2つのライドうち、1つは前回ご紹介したポタリング。

【スタッフのサイクリング】鬼と魔法のハードポタリング 

そして今回ご紹介するもう1つのライドの行き先は、毎度おなじみのUFOラインなのですが。表題にもございます通り、ちょっとしたチャレンジ要素にて、下界より一足早く冬に両足突っ込んだ標高1700mを目指します。

ざっくり90kmのロングライド&ヒルクライム。全て自走するのはスタッフ川村です。

そして!

前半区間はクルマで移動して、西条市加茂川のトリム公園へ。そこから残り約38km、自身最長距離となるヒルクライム区間を経て、久しぶりにUFOラインを目指すのはスタッフ南です。

午前9時半に今治を同時スタート。それぞれゴール地点のUFOラインを目指します。

「果たしてどちらが先にUFOラインへ到着するのか?」

ちなみにスタート前の段階では…

「寒風山トンネル愛媛県側入口」

国道194号線「そらやま街道」を進んだ先にある寒風山トンネル付近、もしくは町道瓶ヶ森線の起点(寒風山隧道付近)までの区間で、先行するスタッフ南に追いつくのでは?という予想をしておりました。前半の50km弱はクルマの方が早いものの、そこでの差はおそらく1時間弱といったところ。

その後の長距離ヒルクライムでどのぐらい差を詰められるかと、内心ではワクワクしつつ。

いつものペースでペダルを回し、今治市内を通過して西条市を目指します。

今回のライドにあたり、久しぶりに装着したCADEX 36 Wheel Setの調子も上々。

【スタッフのサイクリング】超山岳ルートなイベントに参加しました

5月のTHE PEAKSに参加して以降、しばらくはSLR 1 Wheel Setを使用していましたが、やはりCADEXホイールでは走行フィーリングがまるで異なります。

なお、タイヤはCADEX RACE GCチューブレスレディの28Cを装着しています。私の場合ですと、空気圧セッティングは前後とも3.5barあたりで運用しています。空気圧セッティングはライダーの体重やフィーリングの好み、バイクの特性、ホイールセットの特徴、そして路面状況によって異なります。空気圧のセッティングは、費用を掛けずに走行性能とライドの質を高めることができる要素です。

「やっべ、見つかったニャ」

ネコ好きサイクリストのスタッフ川村は、ライド中であってもネコセンサーが敏感に機能しておりまして、ちょくちょく癒し成分補給タイムが入ります。

スタートからおよそ1時間半が経過する頃、スタッフ南よりライドスタートの連絡が入りました。こちらはちょうど中山川沿いの道に入ったあたり。

トリム公園からスタート後、ほぼ平坦路と呼べる程度の登りが続きますが、さきに進むにつれてヒルクライムの勾配が増し、先行するスタッフ南のペースは落ちるはず。依然として平坦区間で高い巡航速度を維持するこちらとの距離は、ここでグッと縮まるでしょう。

いまのところ予想通りの展開です。

スタッフ南から「もっとゆっくり来い!」というオーダーが出たので、若干のペース調整をします。

加茂川の河川敷広場駐車場にスタッフ南のクルマを発見。

金子商店さんでいつものやつを頂きます。

「ほう、炭酸入りコーラですか」

そういえば、グランツールなどのロードレースを走る選手も、ときどき小さい缶コーラを飲んでいますよね。普段から飲み過ぎると糖分の摂りすぎですが、そこそこ高い運動強度で走り続けるようなライド中では、優れたエネルギー源になるほか、しゅわしゅわ感でリフレッシュ。なによりウマい!

四国一周などのソロツーリングを経験しているとはいえ、40km近いロングヒルクライムは今回が初めてのスタッフ南。推測するにしっかりとした補給食を持っていないであろうと予想して、若干多めに食料を購入しておきます。

さーて、そろそろ参りましょうかね。

先月はミニベロで走りに来ましたが、やはりロードバイクはヒルクライムも速いし楽ですね。ロードバイクしか勝たん。

【スタッフのサイクリング】ロードバイクですか? いいえ、ミニベロです。

先月は半袖ジャージにビブショーツ+短パンでも大丈夫でしたが、今回は10~15度対応の長袖ジャージにビブショーツ+ニーウオーマー、はじめからジレ着用で走っています。ウェア選択だけでも季節の移り変わりを実感します。というか、今年は秋が短すぎるような気もしますね。

渓流の様子からも冬の到来を予感します。先を急ぐ必要はそれほど無いですし、いつもより写真多めでそらやま街道を進みます。

先のほうに見える山々の木々は、だいぶ色づいている様子ですね。このルート、わたしは初夏からヒグラシが鳴き始めるぐらいの季節が好きですけど、秋から冬にかけて静かな空気を纏う山も好きです。

一眼カメラを肩掛けして持ってきましたので、スマホのカメラ機能と合わせて撮影タイムも多めに。

大イチョウはもう少しでイエローに染まりそうですね。

フロントギアはもちろんアウター。フロントチェーンリング52T‐39Tに対して、リアスプロケットは12‐28Tを装備しています。8年間乗った第8世代TCR ADVANCED PROに組んでいたパーツ類を乗せ換え、今年1月から乗っているこの第9世代TCR ADVANCED SLは、シリーズ最後のリムブレーキフレーム。往年の10速コンポーネントながら、最新のハイエンドバイクにも引けを取らない6kg台の車体重量で、日々のライドからヒルクライム、今回のようなロングライドを嗜んでおります。

近年はこういった「ちょっとクセ強めなバイク」を愛車にしているスタッフ自体が珍しいかも知れません。

そういえば。

今回も寒風山トンネルの少し手前、愛媛県側からUFOラインを目指すルートへ進んでいるのですが…

当初の予想に反して一向にスタッフ南の姿をキャッチすることができませんね。

そんなにハイペースで登っているのでしょうか?

それともわたしがゆっくりしすぎなのか?いやまさか。

そうこうしているうちに寒風山隧道に到着。これを抜けたらUFOラインへと続く町道瓶ヶ森線、旧瓶ヶ森林道の起点です。

やっぱり姿がありませんね。

と、ここで思ったのが。

「もしかすると寒風山トンネルを抜けて高知県側から登ってるんじゃね?」

以下でご説明しますね。

今回のように西条市加茂川沿いのそらやま街道から、標高1700mのUFOラインを目指すルートですが。国道194号線起点より15km地点にある全長5.5kmの寒風山トンネルを境に、実質2つのルートが存在しています。

ひとつが今回のわたしの様に、寒風山トンネルの手前から狭い林道区間に入り、寒風山隧道を経て目指すルート。

もうひとつはとっても長ーーい寒風山トンネルを抜けて、高知県側から狭い林道区間に入り、寒風山隧道の前で愛媛県側ルートと合流するルートです。

わたしも以前はクルマで高知県側まで行き、そこからUFOラインを目指すことが多かったのですが。ここ数年は自宅から自走で行くようになった結果、あまり使わないルートになりました。ドライブするときも基本は愛媛県側を利用します。

緩い登り勾配の長いトンネルをおよそ20分かけて通過するのは疲れますし。

九十九折で標高を上げていく分、愛媛側ルートと合流するまでの平均勾配は緩いのですが。カーナビ等のルート案内は基本的にこちらへ誘導するため、ほかのクルマとの遭遇率は高く、路面も荒れている箇所が目立ちます。

なお、毎年4月に開催されている高知県いの町のサイクリングイベント「UFOラインアタック」では、冬季通行止め解除直前のタイミングを利用して高知県側ルートでUFOラインを快走できます。

景色ヨシ!走ってヨシ!

食べてもヨシ!

という観点から私の推しイベントの1つです。

【スタッフのサイクリング】UFOラインアタックVOL.6に参加しました

UFOラインに1人で行くのはちょっと勇気がないという方には、非常によい機会ではないでしょうか。来年の開催予定もぜひチェックですね。

ということで。ここで待っているのもなんですし、先行している可能性もゼロではないので先へ進みます。そしてUFOラインまで残り6kmあたりに差し掛かったタイミングで電話が。

「いま寒風茶屋に着いた~」
※今は土日祝日オープンのカフェベースというお店。町道瓶ヶ森線の起点にあります。

嗚呼、やっぱりそうでしたか~。そういえば。

【スタッフのサイクリング】Eバイクとロードバイクで山岳コースを走ってみました。

スタッフ南は愛媛県側ルートから登ったことがなく。過去何度かUFOラインへサイクリングした際は、全て高知県側からのルートを利用していたんですよね。愛媛県側ルートも何度かクルマで通っていますけど、自分で走るのと助手席で景色を見るのとは印象が異なりますし、これは完全に私のブリーフィング不足でした。すまぬ。

ということでスタッフ南の姿を見ることなく、うっかり先行してしまったスタッフ川村。

失礼、間違えました。

こちらが本物。

カメラマン:その辺にあった石

カメラマン:そのへんの地面

ひとまずゆっくり写真撮影をしながら進むことにします。

そしてUFOラインに到着です。

しばらくスタッフ南を待ちながら散策するため、ハンドルバックに詰め込んできた防寒アイテムを装備します。ジレを重ね着、ネックウォーマーと冬用サイクルキャップ、冬用のグローブを装着。

ついでに保温効果を高めるウォームアップジェルをふくらはぎや手に塗っておきます。

それにしても空気が澄んでいて、なんど見ても素晴らしい景色です。

ちなみに昨年11月22日に訪れた時の様子がこちら。

このときは訪れる数日前に一度雪が降っていたんですよね。

今年も11月30日の午後3時で冬期通行止めになるとの案内がありました。

カメラマン:その辺の岩壁

UFOラインに到着してから30〜40分ほどが過ぎ、そろそろスタッフ南が到着する頃かな?というタイミングで一旦戻ってみると…

最後のトンネルを抜けてくるサイクリストの姿が!

無事にスタッフ南がUFOラインに到着です。ここまで最後の10kmぐらいはめちゃくちゃきつくて、何度も止まりたくなったそうです。よく頑張りましたね!えらい!

再びUFOラインで写真撮影を済ませて、スタッフ南もガッツリ防寒対策をして一緒に下山へ。ここまで標高が上がるとすでに気温は冬。1時間越えのダウンヒルはめっちゃ寒いですし、ヒルクライムの運動強度に加えて、低温下で体温を維持するためにカロリーを消費するため、夏場よりもエネルギー消費が増えます。そのため、多めに補給食を携行することも非常に大切なんです。

その後、無事にトリム公園河川敷広場に戻って参りました。金子商店さんに無事生還の報告を兼ねて山車絵巻せんべいを購入。ぱりぽり食べながらスタッフ南のクルマにバイクを積載して、この日はわたしもクルマで帰りました。いつもならここからさらに自宅へ向けてがっつりペダルを踏み、エネルギーもスッカスカになるまで走り倒しますが。ライドの帰り道で晩御飯まで食べて帰宅できるなんて最高だぜ。

ということで。今治店がお休みの間に出かけた2つのライドの様子、いかがだったでしょうか。なんとなく走りに出かけるよりも、こういった趣向を交えてサイクリングをするのも楽しいものです。

それではまた次回のサイクリングで。

 

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