ジャイアントストア今治

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【CADEX】少し違った視点で高性能ホイールをレポートします。2020年2月24日

交換する事で得られる効果が非常に大きいものの、

その敷居は決して低いとは言い切れないもの。

それが、

高級ホイールセットへのアップグレードです。

ホイールのアップグレードを検討するにあたり、

やはり気になるのは、

「巡航速度が何km/h上がった。」

「こぎ出しが軽い!」

「走行タイムがどれぐらい短縮できた。」

「何km/hで何Wをセーブできる。」という、

インプレッションのレポートではないでしょうか。

新登場のCADEXホイールセットについても、

すでにサイクリング情報サイトの他、

ジャイアントストア数店のブログでも、

インプレッション記事を掲載しております。

 

・トライアスリートでもある大阪店スタッフによるテストライドの様子

ジャイアントストア大阪スタッフによるインプレッション

 

・サイクリングファンに向けた情報コンテンツ満載のサイト

シクロワイヤード掲載のインプレッション

 

今治店では当店のfacebookにて、

動画と合わせて少しだけご紹介しています。

今治店facebook

それらを踏まえました上で。

今回は、

少し違った視点でCADEXのホイールについてお話致します。

ズバリ!

CADEXで「速くなった」「軽くなった」という部分のほかに、

私、スタッフ川村がこのホイールに対して感じた事をまとめてみました。

 

もう一度、申し上げます。

ここでは、

「どれぐらい速くなった。」

「どれぐらいペダルのこぎが軽くなった。」という、

インプレッション内容は登場しませんのでご了承くださいませ。

 

まず、このホイールを手に取り、はじめに強い印象を受けたこと。

それは、フリーハブのラチェットが発する「音」です。

「高級ホイールはやっぱりあの音がカッコいいでしょ!」

なんて、製品としての魅力を感じる要素ではありますが…。

これまで様々なラチェット音を聞いてきた中でも、

このCADEXホイール。

ラチェット音がとにかく大きいです。

音の原因は独特なラチェット構造とスポークとリムの素材が関係しています。

どれぐらい大きい音かと言いますと…

 

我が家の猫達。

いつもサイクロン掃除機の音が聞こえると、

一目散に何処かへ隠れるのですが…。

なんという事でしょう。

このラチェット音に対しても全く同じ反応をしました(汗)

ちなみに。

普段から使用しているSLR0のラチェット音には反応しません。

まぁ、余談はここまでとしまして。

プロのロードレースを舞台に開発され、

そこで戦い、勝つための性能を備えたCADEX

 

例えばレーシングカーのエキゾースト音がそうである様に。

このホイールの大きなラチェット音は、

「究極の速さを追い求めたがゆえに生じた副産物。」

とでも言うと、なんだかカッコいいかもしれません。

ですが!

普段のサイクリングシーンで使用する際、

走る場所や時間帯によってはご配慮頂いた方が良さそうです。

(住宅などが建ち並ぶ道を通過する際など。)

 

次に走行中、体感した点をご紹介します。

このホイール。既にご試乗された方々によるレポートや、

実際にハブを分解・観察したことから、

「非常に剛性の高い、無駄の少ないホイール。」

という予想はしておりました。

【CADEX】高性能ハブの内部を観察してみました。

当然、今回の試乗においても例外ではなく、

所有するTCRに装着して普段の道で乗り比べてみると、

それらをはっきりと体感することができました。

当店のfacebookにアップをさせて頂いたとおり、

いつものヒルクライムコースでは、

ホイールの性能にも助けられ、

予想タイムを上回るという、想像以上の効果が現れています。

それと同時にあることに気がつきました。

それは。

高剛性且つ、高効率なホイールがゆえに、

しっかりペダルを踏み込むほどよく走る。と同時に、

乗車姿勢の僅かなズレや多少セッティングに妥協していた部分まで。

それらが違和感として身体に伝わってくる点です。

(おそらくハブの剛性アップが大きく関係しているのかと思います。)

主に、ビンディングシューズのクリート位置や、

サドル位置など、非常にはっきりと伝わってきました。

通常これらのセッティングは、ある程度の距離を走行した上で、

再調整を繰り返しますが、身体の感覚も様々な条件で変化する為、

僅かに妥協を強いる部分があります。

同じ車体に乗っていても、一度に正解を見つける事は中々難しい部分です。

実は、1週間前にシューズのクリートを新品に交換していたスタッフ川村。

交換後、ごく僅かに右足のクリート位置にズレを感じつつも、

それほど気にせずに走行していました。

ところが!

いざCADEXのホイールを装着して走行してみると、

その僅かなズレが、はっきり違和感として脚に伝わってきました。

そこで、クリート位置に加えてサドル位置も再調整したことで、

車体がよりスムーズにストレスなく、前へ進むようになりました。

 

「ハブの剛性と回転効率を生かして速く走らせる為に、

ホイールがセッティングを教えてくれた。」

とでも言いましょうか。

そう考えると、やはり凄いホイールセットなのだと思えてきます。

どことなく、

今、マラソンで話題の厚底シューズに近いものさえ感じます。

 

もちろん、使い手を選ぶという程ではないですが、

同じくDBL技術を採用するSLRホイールセットよりも、

乗る方やフレームとの相性を選択されいてる感覚はあります。

そういった意味では、

CADEXの登場によってセカンドグレードとなったSLR WHEEL SYSTEM

こちらのホイールセットも、優れたコンポーネントであることに間違いありません。

個人的に好みのセッティング方法としまして、

フロントホイールをSLR、リアホイールをCADEXにすると、

若干強すぎたフロント周りの剛性感を抑えつつ、

荒れた路面でもよく進むようになりました。

 

「速さの為に必要な性能は備えている。どう乗るのかは使い手次第。」

高性能コンポーネントならではの魅力がつまったホイールです。

 

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